WordCamp Tokyo 2017 参加者ネームタグ

勉強会・イベントコミュニティ向け、ゆうちょ任意団体口座の作り方

WordCamp Tokyo 用にゆうちょの団体口座を作ったのはもう2年ほど前になるのですが、たまにやり方について聞かれたりするのでブログにまとめておきます(WordCamp 男木島の計画が進んでいるとのこともあって、今更ながらやっと手を付けました…!)。

WordCamp Tokyo 2017 参加者ネームタグ

WordCamp Tokyo を運営しているグループは有志による任意団体であり、法人格はありません(法人としての契約が必要な会場のレンタルなどは、ボランティアスタッフとして関わってくださっているコミュニティコムの星野さんやタロスカイの吉川さんの会社を通じてお願いしてきました)。しかしイベント用に会計を独立させるため、ゆうちょの口座を持っています。

団体名義の口座開設についての公式情報

まずはゆうちょ銀行の公式情報から。「よくあるご質問 > 口座開設について」のページに、以下のように書いてあります。

団体名義で口座開設することはできますか。

マンション管理組合など、法人登記がされていない団体で、活動実績が確認できる団体に限り、口座開設が可能です。
手続きの際に次の証明書類等が必要です。
また、ご提出いただいた書類は、コピー(写し)をとらせていただきます。

  1. (1)定款、寄附行為、規則、規約(名称および主たる事務所の所在地に関する定めがあるもの)の写しで、かつ代表者または管理人による証明(記載内容が正しい旨、代表者のご住所・お名前および印章の押印)があるもの
  2. (2)ご来店者の公的な本人確認書類(運転免許証等、顔写真付きの証明書類)
  3. (3)ご来店者と団体の関係を証する書類(委任状等)
  4. (4)団体の活動実績が確認できる書類

※活動実績が確認できない場合は口座開設をお断りさせていただきます。

実際に持参したもの

これだけ読むと実際にどんな書類が必要なのか分かりづらいのですが、他の方のブログなどで下調べをして向かったので一回で口座を作ることができました。私の場合具体的には、

  1. 実行委員会規約書類を印刷、捺印したもの(下記参照)
  2. 顔写真付きの身分証明書
  3. 実行委員会名簿(同じく、下記参照)
  4. 過去のイベントのポスター、パンフレット
  5. 個人の印鑑

を持って行ったと記憶しています。

1の規約と3の名簿は Google Docs で一部編集して公開しました。もし必要でしたら以下を複製して使っていただいて構いません。

【サンプル】WordCamp Tokyo 実行委員会規約・名簿 – Google Docs

一般的には本人確認用として個人住所が書いてある身分証明書を持っていくことになると思いますので、規約内の代表者住所は同じものを書いておいたほうが無難だと思います。法人格のオフィスなどと自分を紐付けるものがあるならその住所を委員会の事務所所在地とすることも恐らくできるのでしょうが、そのために必要な書類などについては未確認です。ご存じの方がいたら、教えてください。

ポスターなど印刷物がなければ、活動の証明となるサイトのページなど、何らかを印刷して持っていけばいいと思います。

口座名は「WordCamp Tokyo 実行委員会」(ローマ字、空白スペースは実際は全角)としました。

クレジット・デビットカード

WordCamp Tokyo の口座ではカードは発行していません。各班長や担当者が支払いをする場面も多いのですが、申請してもらって事前振込み、もしくは建替え分を振込で返金という形で対応しています。その分手数料はかかるのですが、決済ができるカード情報を支払いが必要になる多数の人と共有するのは現実的ではないのでこのような運用となっています。

作成後にやること

オンラインで振込み、残高照会などをするにはゆうちょダイレクトの申込みが必要です。こちらは私の場合は個人名のみを書きました。窓口の方の指示に従うと良いと思います。セキュリティ対策は万全にし、合言葉とログインパスワードはランダムで長いものを設定しましょう。

トークン(ワンタイムパスワード生成機)も発行しておくと良いと思います。

参考にしたブログ

自分は「サークル名や個人商店名でゆうちょ銀行口座をつくる: 乙女の池袋」という記事を参考にしたのですが、それをベースに後日別の方が書かれた更新版「同人サークルで使える、ゆうちょ銀行の団体口座の作り方と名義変更の方法 | ありんこ書房」も、情報がまとまっています。両者の方々、どうもありがとうございました!

他にも「ゆうちょ 任意団体」「ゆうちょ 団体口座」など検索するとたくさん情報が出てきます。勉強会の団体に特化して書かれたものはあまり見かけない気がするので、今回のこの記事と規約の文章が誰かのお役に立てば幸いです。

WordCamp Kyoto 2017 に参加しました

6月24日、25日と京都大学で開催された WordCamp Kyoto 2017 に参加してきました。

今年は土曜日がセッションデイ、日曜日がコントリビューターデイ。その前後も、関西はもちろん各地の WordPress コミュニティから集まった多くの人と会ってたくさん話をすることができ、収穫の多い数日間を過ごすことができました。スタッフの皆さん、このような機会を作っていただき本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした!

今回のイベントではスピーカーとスポンサー、そして少しだけですがコントリビューターデイの世話役という役割でした。セッションについては別途書いたので、別の面から。

WordCamp Kyoto 2017 の和傘

WordCamp Kyoto 2017 の和傘。特製グッズがとてもセンス良かったです。

スポンサーブース

去年の WordCamp Kansai にも手伝いに来てくれた東京在住の Klymentiy(クリム)、そしてペンシルバニア州在住で日本の WordCamp は初参加となる Geroge Stephanis と3人で Jetpack/WooCommerce ブースを担当しました。

スポンサーエリアは一番大きなセッション会場である講堂の出入り口にも近く、適度な人の流れでよかったです。最近恒例となりつつあるブースツアーも盛況でした。

Android アプリ開発者である Klymentiy へアプリのフィードバックをしてくださる方や、George や私のセッションの後に内容について質問をしに来てくれる方もいて、ブースでお話できてよかったです。

他のスポンサーブースにも立ち寄ったのですが、知っていると思っているサービスでも新しい機能が追加されていたり、状況が変わっていたりと情報収集にとても良い場でした。ちょっとご挨拶をして眺めるだけのつもりでしたが、本気で勉強になりました!自分たちもスポンサーをしているからというわけじゃないのですが、セッションの合間に暇があれば(それがなかなか難しいこともあるとは思いますが…)ブースを巡って気になっていることをひとつふたつ質問をしてみるのもおすすめです。

セッション

見たいセッションはたくさんあったのですが、基本的にブース担当だったのでひとつだけ選んで見に行きました。現在の自分の業務に一番関係のある内容である、エラリー・ジャン・クリストフさんの「PO 形式の翻訳プロセス」というものです。

オープンソース翻訳メモリツールである OmegaT についての解説だったのですが、整合性チェックもできるし使いこなせれば便利そう…と思いつつ、イベント後、またこのソフトを一度開いてみたもののまだ慣れられず。引き続きトライしてみたいと思います。

コントリビューターデイ

国内では WordCamp Kansai 2014 から始まったコントリビューターデイ。今回はその時の WordCamp 実行委員長であった額賀さんが指揮をとった2日目のイベントとなりました。

事前にオンラインで議題として上がっていた翻訳者向けドキュメントの整備を話し合いながら進めていったり、ドキュメンテーション・翻訳ボランティアのテーブルに参加した方のヘルプなどをしたり。

私自身としては、日本語スタイルガイドページの刷新、WordPress コア・プラグイン・テーマの翻訳手順ページの作成などがこの日のうちにできてよかったです。そして立花さんが「WordPress の翻訳」ページを書き換えてくださって、翻訳に協力してくださる方向けの情報整理がだいぶ形になってきた感じです。

第1回 WordCamp Kyoto のこととか

ちなみに、8年前に行われた WordCamp Kyoto 2009 のイベントについてはこういう感想ブログを書いていました(なんと、写真を一枚も含んでいないですが!)。

WordCamp Kyoto 2009、終了しました!

WordPress と WordCamp って共通する事がたくさんあります。貢献を強制する事なく、本人たちも楽しんでくれる形でいろんな人からの協力を得られる仕組みにしていくことで好循環が生まれてくるのであって、関わってくれている人にストレスがたまる形で開発や運営をしていては、どんなにすばらしい人材やたくさんの資金があってもいつかはそれが枯れてしまうと思うのです。

短期的なゴールをとにかく達成すればいいというならそれでもかまいませんが、私は WordPress がゆっくりでも順調にずっと育っていってほしいと思っています。

だいぶ時間が経ちましたが、振り返ってみると今ではあの頃では考えられなかったくらいのたくさんの人たちが「WordPress というプロジェクトやコミュニティを大事に育てていく」という思いを共有し、そのために行動を起こしています。それによる WordPress の成長はもちろん驚くべきものになっていますし、今回のコントリビューターデイのようなことが定期的に実現されるようになるとは、8年前には想像もしていませんでした。

今後も、ひとつのイベント、ひとつのリリース、そして日々携わっているちょっとした貢献のそれぞれを大事にしながら、WordPress を応援していくことがまた将来につながっていくはずです。「スプリントではなく、マラソン」ということをマットは Automattic のモットーのひとつとしてよく口にしていますが、本当にそうだなあと実感できた久々の京都での WordCamp でした。

以下の記事も合わせてどうぞ。文章は英語ですが、写真メインです。

WordCamp Kyoto 2017 Photos

セッション動画は、さっそく WordPress.tv で見られるようになっています(仕事早い!)。

WordCamp Kyoto 2017 講演「開発者・ブロガー・Web 担さん の悩みを解決! 〜WordPress.com の活かし方〜」

昨日の WordCamp Kyoto 2017 で「開発者・ブロガー・Web 担さん の悩みを解決! 〜WordPress.com の活かし方〜」というセッションを行い、WordPress.com の最近の変化や、ユーザー属性ごとの活用方法をご紹介しました。

単なる自社サービスの宣伝だけにならないよう、WordPress.com を使わない場合のホスティングサービスの選び方提案なども少しですが含めてみました。スライドはこちらです。

WordPress.com はユーザーの方々からのフィードバックを元に今回ご紹介したような機能を取り入れるようになってきました。イベントでのスポンサーブースにも、WordPress に特化した機能を持つホスティングサービスの提供企業がいくつもありました。

「よくある悩み」を抱えるユーザーが増えるほど、それを解決する製品も開発されていくようになるというのは良いサイクルだと思います。運営やメンテナンスについてスライドで挙げたような壁に当たっているという方は、最新の情報を収集することで改善につながるのではないかなと思います。

言及したリンクなど

セッションの様子のツイートをはるな @haruna1221 さんからお借りしました。

追記: このセッションの動画は WordPress.tv でご覧いただけます。