制作の基本がバランスよくまとまった「世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書」

先日発売されたばかりの、「世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書」という書籍を作者の深沢さんを通して送っていただきました。どうもありがとうございます!

世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書 表紙

表紙は温かい色合いの積み木がモチーフです。

WordBench 東京レポート記事のスクリーンショットでイベント参加者の皆さんと一緒にチラッと登場させて頂いていました 🙂

WordBench の説明

WordBench、WordCamp などのコミュニティイベントに言及したページ。

著者は安藤篤史さん、岡本秀高さん、古賀海人(Kite)さん、深沢幸治郎さんという関西のローカルコミュティを盛り上げておられる面々、そしてすてきなイラストは角田綾佳(spicagraph)さん。書名にあるように「わかりやすい」のはもちろん、隅々まで充実した内容です。

WordPress の基本的理解から環境設定、制作、運営までバランスよく一冊にまとまっているので、初心者が初めて手に取る本としても、中級者がちょっと理解が不安な部分を復習する本としても使えると思います。

コピーレフトの説明

GPL やコピーレフトについて説明しているページのロボットのイラスト。

ここは特にオススメしたいなと思ったのは「Lesson 12: WordPressを本番環境へデプロイする」という章。サイトの制作についての情報はよく知っているけど、テスト・本番環境を整えるという部分はちょっとあやふやという方も少なくはない気がしています。サイトのサーバーを引っ越したり、バックアップからインポートしたり、ドメインを切り替えたりする際に悩む声もよく聞きます。

この章自体は長いものではないですが、ここまで実践できるようになれば、「WordPress のサイト、作れます!」と自信を持って言えるようになるのではないでしょうか。

Kindle 版も同時発売されていますので、気になった方はまずサンプルを見てみるのもいいかもしれません。カラー版で、目次と1章の最初部分がチェックできます。

Amazon.co.jp で商品を見るにはこちらまたは書影をクリック。

追記: 技術評論社のサイトでは(少しだけお得な) PDF 版も購入できるそうです。そちらでもサイト上で目次が確認できます。

Automattic が(本当に)オフィスを廃止した理由

先日、ビジネスニュースメディア Quartz で Automattic が SF にあるオフィス(社員向けコワーキングスペース/ラウンジ)を手放すことにした件が取り上げられていました。

The company behind WordPress is closing its gorgeous San Francisco office because its employees never show up

Automattic はリモートワークの社員ばかりで「思ったより活用されないので」というのが簡潔な理由なのですが、「じゃあなんでそもそも420坪もあるスペースを作ったの?」という疑問もあるかと思います。詳しい理由について、新プロダクト開発チームリードのトニー・シュナイダーがブログを書いているので抜き出して訳してみます。

When a company grows, but the office shrinks

  1. そもそも、借りていたもっと小さいスペースを立退きする必要があったので引っ越した。その頃は100人中15人の社員がサンフランシスコ・ベイエリアに住んでいたので、社員が5倍くらいになる頃には広いスペースが必要になると考えていた
  2. 実際5倍にはなったものの SF エリア外で雇われる人の割合がかなり増え、エリア内の人も雇われてから遠くに引っ越したりするケースが多かった。現在32人いるエリア内の社員のうち、多くても半分以下くらいしか一度に集合することはない。
  3. チーム合宿にも使う目的を想定していたが、SF に宿泊するコストが当初よりかなり上昇し、使えるオフィススペースを勘案しても他で合宿するほうが安くなった。

5年前には「アメリカ:それ以外在住の社員」の比率は65:35だったのですが、現在は半々になっていることも書かれています。

まあ言ってみれば色々と予想が外れた、ということですね。「分散型企業は、本人たちが思ったよりも分散して成長した」とも言えます。

オフィスの写真・動画

私が最後に訪問したのは2013年の秋だった模様。その頃社員が200数十人?だったと思うのですが、最初で最後となったこのオフィスでの全社合宿の時でした(日程の半分は、サンタ・クルーズに移動して行われました)。

↑ 動画が再生されない場合はこちらで。

もうあのスペースを訪れることはないですが、オフィスがなくなっても日々は変わらず、私たちは WordPress.com と Slack、その他オンラインにある仕事場でこれからも分散しつつ仕事をしていくことでしょう。次に同僚と顔を合わせるのは来週末の WordCamp Kyoto!楽しみです。

「赤ちゃんと脳科学」で、育児で気になっていることがなんとなくスッキリした

娘はもう3歳も間近というのに、そういえば子育て関連の本についてブログで書くのは初めて。ちょうど自分の興味のある内容にハマった本があったのでご紹介します。

今、(実は)二人目を妊娠中ということで改めて新生児について興味がわいてきています。赤ちゃんと脳科学というこの本は2003年発行なのでそう新しくはないんですが、知らなかった・知りたかったことがたくさん詰まっていました。

著者の小西行郎氏は脳科学、発達行動学専門の小児科医。
「赤ちゃんは外部の働きかけに反応しているだけではなく、自発的に行動している」、「こどもの脳は、生きていくために必要な能力を取捨選択して適応しつつ成長している」といった科学的観察結果を元にした、胎教・三歳児神話・早期教育・多言語習得・テレビと育児、などのトピックについての考えが書かれています。個人的に気になっている内容ばかりで、次が気になってすいすい読んでしまいました。

全体を通して、科学に基づいた「自然で、普通」な育児を推奨していることに共感しました。

信じて、観察する

どちらかというと楽観的で悩まない方ですが、育児というのは初めてやることだし、一人の人生を大きく左右するかもしれないわけで、迷いが生まれることもあります。

次々と入ってくる育児情報に惑わされすぎることなく、こどもを信じて自分の考えにも自信を持つことが大事。そして、選んだ道が正しいのかどうかはこどもをよく観察すればわかるはず、ということを教えてくれた本でした。

あまり詳しく書いても私が伝えられることは限られるので、気になった方は手にとってみてください。

私の場合一人目がある程度大きくなって読んだ今のタイミングも悪くはなかったですが、胎児のことから書かれているので出産前の両親に特におすすめです!妊娠中に読んで不安を解消し、またしばらく経って振り返りながら読み直すときっと面白いはずです。

赤ちゃんと脳科学(小西 行郎)