WordCamp Kansai 2024: 続いていくことと新しいこと、コミュニティの担う意味。#WCKansai

WordCamp Kansai 2024 に参加してきました!関西ではコロナ禍後では初、5年ぶりの WordCamp で、北海道から沖縄まで250名以上が参加した熱気あふれるイベントでした。

コントリビューターデイは参加者として満喫し、セッションデーはスポンサーブースの担当でスポンサールームにいたのですが、たくさんの方とお話しでき、本当にあっという間の2日間でした。

コントリビューターデイ

今回のコントリビューターデイはランチを食べながらお昼からというスタートでしたが、遠方から来る方も朝ゆっくり移動ができてとても良いスケジュールだった気がします。

私はコミュニティチームのテーブルに参加しました。前半はしっかり自己紹介の後、額賀さんのファシリテーションで Meetup(地域イベント)の話をしました。既存のグループの運営の話を伺ったり、九州や四国地方の複数県での共同イベントの案や、広島で新しくグループを立ち上げられないかという相談があったり、今後楽しみな動きが色々と聞けました。

その後グループに分かれ、私は GOUTEN さんのリードで Japan WordCamp ポータルサイトの改善ディスカッションをする班に参加しました。コンテンツやデザイン、マーケティングのアイデアを出し、次回はオンラインで話しましょうということで今週金曜日9時にミーティングが決定しました。国内のイベント情報をよりわかりやすく伝えられるサイトになるよう、協力してみたいという方がいらっしゃったら、WordSlack #design チャンネルで詳細をご覧ください。

各チームそれぞれ、限られた時間の中でコントリビュートができたようで、2014年に関西で行われた日本初のコントリビューターデイからの10年のコミュニティでの積み重ねの結果を感じました。

セッションデー

最近は Automattic でも日本語が話せるメンバーも増えてきていますが、今回は都合のつく人が少なく、かなり久しぶりのブース番でした。的確な質問をいただいたおかげで、デモをしながら WordPress.com の進化に私もキャッチアップしたりと勉強になりました。

最近 WordCamp では参加層を意識し「WordPress のマネージドホスティングです!」というメッセージを強く出し、ブログサービスではなくて WordPress 専用のサーバーとしての有料プランをアピールしています。なかなか便利なポイントもたくさんあるのですが、この記事はイベントのレポートなので、また別途説明を書いてみたいと思います!

他の企業の方と Five for the Future のお話ができたり、ブースでサービスや最新情報を知ったり、スポンサールームのおかげで WordPress 関連企業の方とつながれてよかったです。

もっとお話ししたい方もたくさんいたのですが、声をかけそびれてしまったり、一言交わしただけになってしまったりということも少なくなかったです。またオンラインでも対面でもコミュニケーションを続けていければと思います。話せなかったけどそういえば言うことがあったんだった!と思った方は、お気軽にメッセージなどくださいね。

そして、セッションもとても充実していたとのことをお会いした方や SNS、ブログなどからたくさん見聞きしました。動画はすでに公開されているようですので、気になるトピックがあればぜひチェックしてみてください。

多様でほどよくつながるコミュニティ

今回のイベントは、西日本での開催は久しぶりということで同窓会的な側面もありつつ、前回の WordCamp Osaka 2019 以降にオンラインで知り合った方が初対面したり、初めてこういったイベントに来られたという場面も目にしました。まさにキーノートで岡本さんが話していた  「群衆の英知もしくは狂気」のセオリーのように、長年通っている人も新しい人も交流できる集団の多様性とつながりがあるからこそ、WordPress のコミュニティはおもしろいです。

WordCamp Kansai キーノートの配信画面

WordPress は昨年プロジェクトのスタートから20年を迎えましたが、自分も気がつけば、いわゆる「古参」な人になってしまった感があります。だからこそ、コミュニティを多様そして健やかに保てるよう、自分が WordPress 以外のコミュニティに出て行くことも大事ですし、新しく来た方が歓迎されていると感じられる場に協力していきたいとますます思います。あんまりでしゃばるのも良くないだろうと思いつつも長年関わり続ける理由は、やはり一緒にいて刺激になる人たちがたくさんいることが大きな理由です。今回の WordCamp もそうですが、多様な興味とスキルを持つ人々が集まり、それらを惜しみなく共有するイベントに行くと、このことをしみじみ実感します。

多くのボランティアが集まって一つの目標を達成するのは、イベントの運営もオープンソースソフトウェアの開発と同じように、楽しくもあり、問題解決や挑戦も多い過程です。しかし、そうした経験を長い間重ねてきたからこそ、WordPress コミュニティはコロナ禍を乗り越えてまた再始動しようという強さを持てたのかもしれません。今回の WordCamp がきっかけとなって、さらに多くの人たちが参加や貢献のようなアクションを取ることが起きれば、このコミュニティはもっと豊かに、奥深いものになっていくことと思います。と、なんだか堅苦しい感じになってしまいましたが、イベントに参加して「なんだか楽しいな」「居心地がいいな」と思った方は、引き続き Meetup に参加したり、出会った人とつながりを持ったりしつつ関わり続けた先に思わぬ面白いチャンスが待ち受けているかもしれません!?

実行委員、ボランティア、スポンサー、スピーカーの皆さん、本当に充実したイベントをありがとうございました。「共に学び・共有し、新しい旅に備えよう」というテーマそのままに、未来を作り出すためのつながりや気づきをたくさん得られた2日間でした。

またお会いしましょう

今年はこの後台湾(WordCamp Asia)、トリノ(WordCamp Europe)に参加の予定です。国内のイベントでもまたお会いできると嬉しいです。

鹿児島では「ゆるやかな合同勉強会」が3月16日に開催されるとのこと。私は家族の用事で参加できないのですが、お近くの方はぜひ!Kagoshima WordPress Meetup の鶴田さんも、最近の WordPress について登壇されます。日本各地のイベントは以下などでご覧いただけます。


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