カテゴリー: 10月 2007

WordPress.comの機能説明をしてみます。

機能紹介ページはまだ英語しかないので、セールストーク?も兼ねて、WordPress.comの基本機能を説明してみますね。箇条書きでは物足りないけど、ひとつずつ説明すると長過ぎるという微妙な量なので…とりあえず一覧のみ。

  • ほんの数分で無料ブログが作成できる
  • 数十種類(現時点で64種類、随時追加中)のかっこいいテーマ
  • カテゴリー分類とタグづけに対応
  • 英語スペルチェック、記事のプレビュー、1分ごとの記事自動保存、文字数カウント、写真、ビデオ
  • 詳細な統計情報
  • 強力なコメント&トラックバックスパム対策ツール「Akismet(アキスメット)」を標準装備
  • 読者登録制ブログなど、プライバシー機能が豊富
  • Blogger、TypePad、LiveJournalなどからの簡単インポート
  • サポート連絡フォームとフォーラム(注: 現在英語のみ)
  • 言語別のブロガーコミュニティ
  • コメント通知ページで簡単に自分のコメントを追跡
  • Flickr、del.icio.us、Meeboなどのサービスを簡単にブログのサイドバーに含められる「ウィジェット」機能
  • ブログ記事以外に、無制限の「ページ」作成機能
  • 記事&コメントのXMLエクスポート機能
  • 1つのアカウントでの複数ブログや複数投稿者ブログに対応
  • 「再構築」の必要性なし
  • スピードと安定性
  • 広告(ほとんど)なし(注: ほんのたまにランダムなGoogleテキスト広告を入れることがある、とのこと)

さらに有料オプションとしては今のところこういったものがあります。

  • 独自ドメイン(年間10ドル・ドメイン代金を含む)
  • ファイル保存容量の追加(年間20〜90ドルで1〜10GB増量)
  • CSSの完全カスタマイズ(年間15ドル)
  • 「プライベート」ブログの無制限作成(年間30ドル・35個までは無料、それ以上のみ有料)

ほかにも「Snap(リンク先サイトのスクリーンショットをプレビュー)」「Platial MapKit(いろんな情報をマップ上に表示)」「SongSpots(デジタルミュージックのプレイリスト)」「OpenID(グローバルID認証サービス)」などなど、便利な追加機能が簡単な設定だけで使えます。また、http://ユーザー名.wordpress.com/ というすっきりしたサブドメインが各ブログに割り当てられるのもいいですね。

日本生まれのブログサービスも山ほどあるし、今さらなぜWordPress.comをおすすめするのか…といえば、「自分で使いやすいと思うから、もっと知ってほしい」というだけのことです。もちろん慣れや個人差もあるので、日本語でのサポートがない&CSSカスタマイズは有料という面なども考えると、誰にでもぴったりとは言えません。こういう選択肢もあるんだーととらえてもらえるだけでもいいかなと思ってます。

ブログはツールより中身が大事だし、ツールは単にツールでしかないというのは事実。だからって使うのは何でもいいのか?と言えばそうではなく、使い心地が良いと思えて、何も問題(使いたい機能が足りないとか重いとか)がない状態になってやっとツールのことは考えずに済むようになるはず。そういった意味で、ブログツールとしてのWordPress(レンタルも、インストール型も)を個人的にとても気に入っています。特に、テキスト中心のブログを書くことに集中したい!と、シンプルで使いやすいブログサービスを探している人に、ぜひ試してみてもらいたいですね。

質問など、答えられる範囲で答えますので、何かあったらお気軽にコメントでもしてください。

タグ, , ,

WordPress.comの過去一年間のアクセス増加率: 290%

つい先日、日本語化のニュースをお伝えしたレンタルブログサービス、WordPress.comですが、日本ではあまり知られていないかもしれないけど、立ち上げ後約2年でかなり成長しています。このサービスの先月時点での訪問者数について Silicon Alley Insider ブログにてこんな記事を見つけました。

WordPress Growing Like Crazy, On The Market?(WordPress、急成長中—売り出し間近?)
Nielsen’s latest blog traffic rankings show a clear winner: third-place WordPress.
ニールセンのブログトラフィック最新調査で、はっきりした勝者が浮かび上がった。第3位につけた、WordPressだ。

この調査はアメリカ国内の主要なレンタルブログサービスとのトラフィック比較をしたもの(2006年9月〜2007年9月)ですが、上位を見てみると、このようになっています。※ユーザー数ではありません、ユニーク訪問者の数ですので注意。

ブログサービス名所有組織ユニーク訪問者数(単位:千人)成長率
2006年9月2007年9月
Blogger.comGoogle19,75129,59650%
TypePad.comSix Apart7,52510,99246%
WordPress.comAutomattic2,67310,424290%
tmz.comAOL/Time Warner6,00010,29372%
Xanga.comXanga5,5283,008-46%
LiveJournalSix Apart3,6854,16013%

WordPress.comはBlogger.comにはまだまだ及びませんが、成長率では文句なしにトップクラス。つまり、「急成長」というのは記事のタイトル通り。しかし、サービス売却に向けた動きはあるのかどうか?という疑問に対して Automattic 側は「現在のところ、そのつもりはまったくない」と完全否定しています。(しかし、レンタルブログサービスってわけではない単独ブログなのに、tmz.comがすごいなぁ。他とちょっと種類が違うような気がするので、なぜ集計に含まれているのかよくわからないけど…。ちなみに、有名人のゴシップネタのブログサイトです)

ちなみに、WordPress.comで運営されているブログ数は現在約170万。1日数千ユーザーが新規登録していたりするようです。Googleはもちろん、ヨーロッパ&日本に会社組織を持つSix Apartなどと互角に張り合っていくには、この急成長はなかなか大変な側面もあると思いますが、他の組織にはない彼らならではの問題解決策を模索しながらがんばっていってほしいものです。

元記事にはMySpace/FacebookなどのSNS系トラフィックのデータも出ていますので、比較してみると面白いかと思います。

日本語のWordPress.com関連記事:

タグ

WordPress 2.3の新機能「カノニカルURL」

WordPress 2.3から導入された「カノニカルURL(標準URL)」。これってなかなか優れものなんですが、あまり話題になっていないような…。カノニカル、だなんて聞き慣れない単語だし、まあタグとかに比べると地味といえば地味かもしれませんが、なかなかすてきな新機能なんですよ。

まずは先日もリンクしましたが、ja.wordpress.orgブログからWordPress 2.3の新機能リストを再度引用。カノニカルURLの簡単な説明です。

標準URL(カノニカルURL)」と名付けたシステムにて、URLまわりをすっきりさせました。これにより、WWW がドメイン名の頭につかないよう強制的に変更したり、記事スラッグが変更された記事の古いURLをリダイレクトしてリンク切れをなくすようにしたり、メール内の途中で途切れたURLを、似たURLへリダイレクトしたりするなどの機能が追加されました。これらの機能は、ユーザーが迷ってしまうのを防ぐだけではなく、各記事に「標準URL」を割り当てることにより、検索エンジン最適化にも役立ちます。

と、これだけでは具体的には分かりにくいかもしれませんので、以下、追加説明を。

「パーマリンク設定」をいじったことがある方はお分かりかと思いますが、WordPress管理画面では、かなり自由にブログ内のURLが設定できるようになっています。つまりWordPressのパーマリンクというのは今まで、実はパーマリンクではなかったのです。設定を変更してボタンをクリックすれば、ブログ全体のURLルールがあっという間に変更されてしまうのは便利ですが、運営を始めてしばらくたったブログでそれをやってしまうと「外部サイトからのリンク切れ」という悲しい状態が起こったりしていたわけです。

また、記事スラッグをURLに含めていて、スラッグを手動で変更したときにも同じ問題がありました。ページを書き出したあとでスペルミスに気づいても、RSSフィードからのリンクが壊れてしまうので修正するにできない…という思いをしたことがある方もいるのでは。

さらにもうちょっと詳しく見てみましょう。
例えば / というWordPressサイトのトップページへたどりつくためのURLには、なんとこんなにたくさんのバラエティがあります。

  • /
  • http://www.ja.naoko.cc/index.php/
  • /index.php/
  • http://www.ja.naoko.cc/?paged=1
  • /?paged=1
  • http://www.ja.naoko.cc/page/1/
  • /page/1/

冗談みたいですが本当です。しかし当サイトでは現在バージョン2.3+にしているため、上記のURLはすべて / へきちんとリダイレクトされ、アドレスバーに「カノニカルじゃないURL」が表示されてしまうことはなくなりました。

それで、それのどこがそんなに「すてき」なの?と疑問に思った方は、続きもお読みください。

複数のURLで同じコンテンツを表示するのは、検索エンジンに好まれないサイトの動作です。URLが違うおかげでまるで2つの別のページがあるように思われてページランクが分散してしまったり、最悪の場合検索インデックスから削除されてしまったりします(詳しくは参考ページにて:Google ウェブマスター向けヘルプ センター: 重複するコンテンツ)。

今までのバージョンのWordPressではわざとではなくても、パーマリンクの変更で過去にクロールされたURLが変わってしまったり、間違ったURLで外部サイトからリンクされたりした場合、これが起こってしまっていました。そこで今回、301リダイレクトを使うことでこの問題を解決し、常に一つのURL(これが、カノニカルURL)へ誘導するようになっています。

このように、読者にも検索エンジンクローラーにもよけいな混乱をさせないための、地味だけど便利な機能なのです。

最後に…

  • IISサーバーを使っている場合、この機能は無効化されます。
  • www.example.comをexample.comにリダイレクトするようなルールを.htaccessに書いている場合は、うまく動作しません。そのルールを削除してください。
  • 何らかの理由でこの機能を使いたくない場合は、Mark Jaquith氏の「Disable Canonical URL Redirection 」プラグインを使いましょう。

ここに書いただけではなくって、Mark Jaquith氏のところにもうちょっと詳しい説明があるので(この記事も主に彼の記事をもとにしました)、興味のある方は読んでみて下さい。
WordPress 2.3: Canonical URLs (英語)

タグ

無料ブログレンタルのWordPress.com、日本語化!

レンタル型WordPressブログサービスの「WordPress.com」が、ついにインターフェースも含めて日本語に対応するようになりました!

WordPreess.com in Japanese

WordPress.comはもともと全体的にUTF-8エンコード採用のため日本語などもほぼ問題なく投稿&表示ができていたのですが、管理画面やコミュニティのトップページなどはまだ日本語化されていませんでした。

やっぱりそのあたりが日本語化されていなくては、日本語圏のユーザーにはアピールしにくいなぁと思い、WordPress.com用の翻訳サイトから地道に翻訳を続けていたのですが、先週やっと翻訳数がイタリア&インドネシア(両国とも対応済み)を超えたので、WordPress.comのサポートに連絡して「日本語メニューにも対応してくれないかな〜」と打診していたところでした。

しばらくやりとりがあって、「まだユーザー数も少ないし…」とか言われたりして、「うーん、まだやってくれないのかな」と不安を感じていたところ、今朝メールをあけてみると…。ローカリゼーション担当からのニコライからのメールで日本語化のお知らせが!この間、4日程度。すばやいですね、うれしいです。

登録後、日本語をデフォルトにするには、管理メニューの「Options」ページで「Language」から日本語を選んでください。これは本当はインターフェースの言語を選ぶためではなくて、主に日本語でブログを書いている人のための選択肢なので、それ以外の言語で記事を書いている人は変えない方がよいでしょう(これをもとに言語別コミュニティページのトップ記事の集計などが行われています)。(6/11/200 追記: 現在ではインターフェース言語とブログの言語をそれぞれ選べるようになっています。複数ブログを持っている場合、各ブログに別の言語を設定することも可能です)

WordPressの基本的機能が試せるWordPress.com、これからはぜひ日本語でもお楽しみください。日本語トップページは、http://ja.wordpress.com/ です。翻訳も引き続き行えますし、まだ100%は完了していないので、ぜひ参加してみてくださいね。私も実際のサイトを見つつ修正を加えていきたいと思います。

タグ, , , , ,