昨日は WordBench 東京の2月勉強会「みんなのテーマ開発」〜自分の好きな作り方を話そう〜の回で、約100名の参加者が来場しました。9名のスピーカーがそれぞれテーマ作りについて語るという内容で、初心者から上級者の方まで何かしら新しい発見があったのでは…!
私は Automattic テーマチームが公開している Underscores (_s、アンダースコアーエス) という「スターター・テーマ」について話をしました。
高野直子 @naokomc さんの「Underscores」に関するセッション。読み方は『アンダースコアエス』が正しいそうです。 #wbtokyo pic.twitter.com/Mko00DABIc
— youthkee (@youthkee) February 21, 2016
この度 Underscores をトピックとして選んだ理由としては、「WordPress テーマの作り方を学びたいんだけど、どこから始めればいいの?」という質問を受けた時、答えとして「_s を触ってみては?」と話すことが多いからです。
私自身はまだ WordPress のデフォルトテーマがごくシンプルだった頃にデフォルトテーマをカスタマイズすることでテーマ開発を学んだのですが、現在は Twenty XX 系のデフォルトテーマよりも _s のほうが学習用としてはわかりやすいと思います(セッションでも話した通り、共通点も多いですが)。こうやって WordBench でも _s を取り上げることで、ますます_s 学習向けの日本語リソースが増えていけばいいなという気持ちもあります。
もちろんもっとシンプルな構造のテーマも世の中にはたくさんあるわけですが。仕事として Web 制作をするために WordPress のテーマ作りを深く知りたいという場合は、必要なお作法や複数のプロが議論をして到達したテクニックを学べるという意味で一度 _s (またはその他の人気スターター・テーマ、テーマ・フレームワーク) に触れてみるのをおすすめしたいと思います。
関連リンクはスライド内でも紹介していますが、フォントをきちんと表示させる関係でクリッカブルにできなかったためこちらに貼っておきます。
- HarukiMurakami.com (村上春樹の英語サイト。_s ベースのテーマ)
- Iemoto (_s の日本語ファイルが含まれる)
- Foundation » HTML Templates (レイアウトのテンプレート)
- Theme Check (テーマチェック用のプラグイン)
- Gatespace’s Blog » _s を使ったテーマ作成
- WordPress.com テーマギャラリー (Automattic 製の無料テーマ一覧)
- Argent テーマ (_s をスターター・テーマとして使った無料テーマ)
- Components (_s の兄弟分的存在の、目的別のスターター・テーマ集)
- Codex 日本語版: テーマフレームワーク一覧
当日の Twitter まとめはこちらです。
Togetter » WordBench東京 2月勉強会 「みんなのテーマ開発」〜自分の好きな作り方を話そう〜
Understanding Underscores 〜「_s」テーマってなんだろう〜
(ちなみにこのブログは _s をスターターテーマとしてフォークしたテーマではなく、_s ベースの Automattic 製テーマを親テーマとした子テーマを使っています。こういう使い方としての子テーマを作るのは _s に関してもOKです)
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