昨日、9月の WordBench 東京「WordPressのライセンスとコントリビュートのお話 + WordCamp Tokyo 2015オープンMTG」が行われました。昨年も WordCamp Tokyo の準備段階でスタッフ向けのライセンス勉強会が開催されており、今年はそれをオープンなイベントにした形になっています。

世界中の WordCamp 運営者に対しては WordPress ファウンデーションの公開しているガイドライン上でライセンスや商標への理解や尊重が求められているのですが、日本各地でもイベントをきっかけにそういう部分もしっかりと知識共有できるようになってきているのはとてもよい傾向だと思います。

WordPress のライセンス・GPL について

ライセンスについてはよく混乱の元となったり疑問が広まったりしているので、こばやしたけし(たま)さんの発表の内容、質疑応答、その他の情報などを加えてポイントをまとめてみました。補足も入れたりしているので、イベント中の流れと少し違うところもあると思いますが参考になればと思います!

WordPress が選択しているライセンスの背後にある考え方とは?また、100% GPL とは?

WordPress が「GPLv2 またはそれ以降」を選択しているのはユーザーの自由を保証するため

100% GPL は WordPress.org のコミュニティルールで、公式テーマ・プラグインディレクトリへの作品掲載や WordCamp への運営・スポンサー・スピーカー・ボランティアとしての参加に関して選択が必須となっているものです。こちらも、WordPress の保証する自由をさらに広めるためにリソースを使いたいという考えからルールとなっています。

詳しくは、たまさんのスライドに分かりやすい図解があるのでご覧ください。

20150926 WordBenchTOKYO WordPressLicense from tama200x Kobayashi

プラグインやテーマを有料で販売してもよいのか?

GPL は派生物の販売を規制していません。

有料で販売されているテーマを改変し、再配布・販売してもよいのか?

することは可能で、法律上問題ありません。このため、「ソースコード自体を販売する」というよりも「サポートなど付随するサービスを販売する」というやり方のほうが WordPress エコシステムではリスクが少なく、コミュニティから受け入れやすいでしょう。

派生物に GPLv3 を適用してもよいのか?

WordPress の公式プラグインディレクトリでも GPLv3 またはその互換ライセンスを選択したプラグインの掲載は認められています (2012年5月にガイドラインが修正されました) 。WordPress と同じ「GPLv2 またはそれ以降」の選択が引き続き推奨されていますが、それ以外の例えば「GPLv2」「Apache 2.0」などを選択することも可能です。

GNU ライセンス間の両立性については、GPL FAQ に表が提示されています。

GPLv2 互換ライセンスとはどのようなもの?

GNU サイトに「GPL と両立する自由ソフトウェア・ライセンス」の項目があり、「以下に挙げるのは、自由ソフトウェアのライセンスと認められ、GNU GPLと両立するライセンスです」と書かれています。原文は以下のとおりです。

GPL-Compatible Free Software Licenses (GNU Operating System / Various Licenses and Comments about Them)

テーマの「公開」と「頒布」の違いとは?

テーマの「公開」というと、公開サイトでテーマを有効化することと勘違いされることもあるので、テーマファイルを「公開配布する」ことを「頒布する(distribute/ディストリビュート)」という言い方で区別することがある。

派生物を使ったサイトを公開する際ではなく、派生物を頒布する時点でライセンス(≒ソフトウェアに対する利用許諾)の選択が必要になるので、その違いを理解しておくと混乱が少ないはず。

コントリビューションについて

その他、micc さんと清野くん・森山さんによる WordPress への参加方法やモチベーションに関するセッションも行われました!長くなってしまうのですみませんがここでの詳細は割愛します (> < )

micc さんの発表内容は、WordCamp Kansai 2015 でのセッションをベースにしたものでしたので、彼女のこちらのスライドを参考にしてください。

WordCamp Tokyo オープンミーティング

WordCamp Tokyo 2015、とうとう1ヶ月少し先となりました。各班のリーダーによる最新状況共有を聞きつつ、もうすぐなんだなーと実感しております。今年は懇親会班、スピーカー、スポンサーとして参加する予定ですので、ブース(Jetpack)で見かけたら声をかけてくださいね。

WordBench Tokyo 2015年9月
オープンミーティングの様子。

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