Lost in Translationを観た。

Lost in Translation DVD前から気になってた映画、Lost in Translationを観にいってきた。6時からのショウだったんだけど、3割くらいの入りでかなりガラガラ。だけど小さい劇場だったから、かなり前のほうに座ることになって画面が近かった。あんなにスクリーンの間近で観たの初めてかも。

まあそれはおいといて…。

舞台は東京。主人公はアメリカ人。いろんな意味で誇張されてる表現もあったけど、かなり現代の日本をそれらしく描写してたとは思う。この映画の大きなテーマとして、孤独感とか疎外感があると思うんだけど、見終わってちょっと疑問なのは、製作者はそれを半分「ばかにして」というか、「笑い飛ばす」つもりで表現してたのかな?それとも、ほんとに、外国で実感するそういう気分を再現しようとしてたのかな?どうも後者の可能性が高そうだけど、前者であれば、そっちのほうが共感できるかも。

「自分がこれから何をすればいいのかわからない」とか「子供はかわいいけど、結婚生活って難しい」とか、(言い古された感じの)空しさや寂しさを抱えた二人が出会って、惹かれあって…っていうだけのストーリーなら、ちょっとうすっぺらい。だけど、それからさらに「そんなのはありふれたこと、だけど人間ってそうやって悩む弱いところがある」というメッセージがあるのなら、よくわかる気がする。1度見ただけではどちらともいえなかった…。中間あたりというか。

藤井隆さんが出てたー。ちょこっと踊ってたし。

雰囲気を楽しむ映画かな?音楽が良かった。
(2/7 追記:Amazon.comのDVDへのリンクを追加しました。)


Comments

“Lost in Translationを観た。” への2件のフィードバック

  1. Chie Owenのアバター
    Chie Owen

    Lost in Translationを観ました。フランス人の友達から是非是非観に行ってきなよ、日本が舞台だから、ということだったので。ソフイァの「バージン・スーサイダル」は観てないので、比較はできませんが、微妙な心のバランスの描写、状況に対するわかりやすい心理状態の連続。それが続くわけですが、最終的に人は個人それぞれに触れ合う形がある、ということをいろんなスケールで見れるわけです。東京という都市の過激さから、ただひとつの個体として存在する私たちの外的なものとの交流の形。さまざまですよね。ただ舞台が世界で一番過激な模様を呈している東京なのはうなずける。上海だとこれは少しニュアンスが違ってくるだろうなと。でも一貫して音楽は良かったです。

  2. 表示が文字化けしちゃってスイマセン。管理画面ではちゃんと読めるので、全部読みました。

    よく考えてみれば舞台をあの町に選んだからこその微妙な心理状態みたいなものが魅力なのかもとも思い始めました。町のスピード感やざわざわした感じと対比した、主人公の時間の流れのゆっくりさとか…。

    ただそれにもどかしさを感じもしましたが。近々DVDでまた見てみたいです。