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WordPress ブログ9周年

このサイトで WordPress を使い始めたのは2003年の11月1日。なんと9年が経ちました。

色々なことは変わったし、何も書かなかった時期もあったけど、ブログとインターネットと WordPress が今も大好きでいられることが幸せだと思っています。こうやって、私にしか多分大した意味のない日について思ったことを書ける場があることも、それを読んでくれる人がいることも。

WordPress Badges and Stickers

明後日はとうとう、WordCamp Osaka 2012。皆さん、大阪でお会いしましょう!

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WordPress.com にて公式日本語ブログを開始しました

レンタルブログサービス WordPress.com にて、「WordPress.com 日本語ブログ」を公開しました。
初投稿ブログは少し前の日付になっていて、少し前からプライベートモードは解除していたのですが、今日から ja.wordpress.com のホームページにリンクされたので、正式オープンということで。

WordPress.com 日本語ブログ

日本語ブログではしばらく英語ブログ(en.blog.wordpress.com)の翻訳が中心になっていくと思いますが、「こういう情報が知りたい!」という声があれば含めていきますので、今まで疑問に思っていたこととか、日本語での情報が足りないこととかがあれば聞かせてください。

ブログでも書いていますが、Twitter の @jawordpresscom というアカウントでも更新情報やちょっとしたニュースを流したりもしていますので、こちらもどうぞよろしく!

さて、WordPress.com の中では日本語は実は(?)マイナーな言語なのです。先日、TechCrunch で WordPress.com と Blogger.com の比較などが取り上げられていましたが、その記事によると WordPress.com でブログの読者数が多い国は以下の通り。

  1. アメリカ合衆国
  2. ブラジル
  3. トルコ
  4. スペイン
  5. カナダ
  6. イギリス

日本はと言うと、現在は読者数・ブログ数共に数パーセント以下という、かなり遠くの圏外です。他の国に比べて国産のレンタルブログの選択肢が豊富という状況はあるにしろ、「インストール型 WordPress.org のダウンロード数との格差がすごく大きい」という点では特殊な地域であることは確か。

公式ブログなどを通して、たくさんの人に使ってもらっているインストール型 WordPress.org をさらに手軽に始める入り口としても、もっと WordPress.com にも親しんでもらえるようになればと思います。

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WordCamp サンフランシスコ 2008 レポート拾い読み(その4)

8つ選んだWordCampレポート詳細のうち、後半4つです。前半はひとつ前の記事でどうぞ。

手間をかけないアップグレード

Hassle-free Upgrades by Sam Bauers

Hassle-free Upgrades by Sam Bauers

WordPress 2.7では自動アップデート機能がコアに組み込まれる計画になっていますが、現時点では毎回のアップグレードに頭を悩ませている方も多いかもしれません。
 
このプレゼンでは、WordPressの4種類のセットアップにおいてのカスタマイズ性とインストール、アップグレードのしやすさを比較しています。4種類の方法は以下の通り。

  1. レンタル(WordPress.comなどのMUベースブログ)
  2. ワンクリックインストール(前に紹介したDreamHost.comの「イージー・モード」など)
  3. FTPを使ったアップロード
  4. Subversionを使ったファイル更新

カスタマイズ性にこだわらないなら1や2、手間がかかるけどWordPress Automatic Upgradeプラグインがあれば結構楽になる3、最初の設定をしてしまえば履歴を残せたりバージョンごとのロールバックなんかもできる4、と、それぞれの利点と注意点がすっきり説明されています(スライドのPDF)。

4の方法についてはさらに、Managing a WordPress 2.6 installation with Subversion というスライドでもその仕組みや、WordPressを自分のSubversionプロジェクトの外部レポジトリとして取り込む方法が詳しく説明されています(こちらもPDFファイル)。

WordPressの現況

Matt Mullenweg on State of the Word

Matt Mullenweg on "State of the Word"

毎年恒例のMattによるこの基調講演ではいろんな統計情報や1年間のまとめ、今後1年の目標などが発表されます。

去年語られた「今後の課題」と比べてみると…。

  • メディアファイルの取り扱い→ 2.5でかなり改善された!
  • WordPress本体のバージョンアップをさらに簡単にできるようにする。→ もうすぐ実現?これについては今年も再び語っていたようです。
  • リッチテキストエディタのユーザビリティ → TinyMCE自体のバージョンアップアップに伴い、だいぶ改善されました。
  • WordPress.comも含むさらに高度な国際化 → 公式フォーラムもできたし、ローカルサイトの整備の面ではかなり前進しています。今後も国際化版に合わせた本体のアップグレード通知やプラグイン&テーマディレクトリの充実に期待してます。
  • Codexドキュメンテーションの整理、強化 → リデザインでけっこう分かりやすくなったとは思いますが、とにかく情報量が多い!それは良い事なんですが、検索に慣れていない人にはまだ分かりにくいかも。コード自体のインラインドキュメンテーションはかなり改善されました。
  • 記事のバージョンコントロール → 2.6で実現。

ということで、まだ課題や積み残しはありつつも、多くの面で予定に従って前進できた1年であったようです。
このプレゼンは他でも詳しい日本語の記事(TechCrunch Japan)があったので、統計の詳細などに興味のある方はぜひそちらも読んでみて下さい。

BuddyPressでフレンドリーに

WordCamp 2008 での BuddyPress プレゼン

WordCamp 2008 での BuddyPress プレゼン

最近ReadWriteWebでも、「次にFacebookのような大ヒットとなるのは、WordPressかMovable Typeかも? [en]」といった記事がありました。この記事では、ブログは今までのように記事を公開するだけではなく、各ブログを軸としたソーシャルネットワーク(SNS)を形成するためのツールとしてますます重要になっていくのでは?ということが語られています。

Movable Type 4.2ではかなり「コミュニティづくり」を重視した機能が追加されており、すでに一歩先を行っている感がありますが、WordPressの方はというとまだ開発段階。WordPress MU(マルチユーザー版)用としてBuddyPressというプラグインがあるのですが、こちらの正式版の発表はは今年12月ごろになりそうとのこと。

BuddyPressが目指すのは、オープンで標準化された、誰でも自分のデータを保有できるソーシャルネットワークプラットフォーム。プレゼンでは、WordPressを基盤にする事で、すでにある豊富なテーマやプラグインを活用できるし、カスタマイズや新しい機能の追加もやり方が分かっている人が多いのが最大の利点、と言っています。(日本語圏では違いますが)WordPressベースのサイトが多い分、共通プラットフォームのネットワーク自体が広いというのも利点のひとつになると思うんですが、「閉ざされた庭」からユーザーを解放すると言うのなら、Movable Typeをはじめとした他のブログソフトや既存のSNSとのつながりも重視するようになってくれればいいのですが。

BuddyPressのテスト版はオンラインSVNにありますので、試してみる事もできます。

スライド: BuddyPress@WordCamp

Crazyhorseにまたがってみよう

Liz Danzico on CrazyHorse UI

Liz Danzico on CrazyHorse UI

Crazyhorseとは、さらなるユーザビリティ改善を模索するために作られたWordPressブランチのコードネーム。ユーザビリティテストでのアイトラッキング調査に基づいて、管理画面を変更したバージョンです。

socialTNTにてWordCampでのビデオが見られますが、メインの管理メニューを左カラムに移動したり(Drupal風)、ダッシュボードや投稿画面のタグやカテゴリを本文下から右カラムに移動したりといった変更の他に、コメント承認画面やメディアアップローダーなどでも手が加えられています。

管理画面に大幅な変更が加えられた2.5リリースにも結構時間がかかったし、プラグインとの互換性なんかも考えると実際のリリースはまだしばらく先になりそうですが、ビデオで見ただけでもこれらの変更はなかなか楽しみ。改善が加わったとしても何度もコロコロとデザインを変えるのは良くないですが、このCrazyhorseのアイディアをじっくりと練った上で、今後もさらに使い勝手が向上するよう期待しています。

8/21追記: Crazyhorseがtrunkとマージされたようです!

以上、ぎっしり詰まったスケジュールのうちたったの8つを簡単に紹介しただけですが、各セッションのレポートはこのへんで終わりにしたいと思います。もしスケジュールを見てもっと詳しく知りたい!というものがあったら説明しますので、コメントしてください。

写真クレジット(上から): sheilaellenemilychangmagerleaguesDuane Storey

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WordCamp サンフランシスコ 2008 レポート拾い読み(その3)

WordCamp サンフランシスコ 2008 レポート拾い読み、3本目になりました(その1その2)。迷いつつ、8つほど選んでみたセッションのうち4つの詳細です(その4につづく)。

より高速なサイトの構築

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルールこのタイトルを見て、「うーん、サーバー側のチューンアップ関連のお話?」と思った方も多いかもしれませんが、いえいえ、違います。フロントエンド(XHTML/CSS/JavaScript)のコーディングがロード時間のうち8割に影響してくる、という事実に基づき、Yahoo!サイトの最適化やFireBug、YSlowなどのツール開発に関わってきたスティーブ・サウダーズ氏のプレゼン。

基本的には彼の書籍、「ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール」に書いてある事と似た内容をカバーしていたようですが、今回はMa.ttの分析を通してWordPressサイトに実用的なコツを例示していました。

  • ページのロードに必要なJavaScriptとそうでないものを分け、時間差で読み込まれるようにする
  • .jsや.cssファイルをまとめ、合計数とボリュームをなるべく少なくする
  • CSSバックグラウンドの画像をスプライトして数を減らす(関連リンク
  • スクリプトがCSSの後に読み込まれるようにする
  • できる限りgzipを利用する
  • ETag、Expireを正しく設定する

これらのコツはYSlowを使っていればアドバイスとしても出てきます。また、Yahoo! Developers Networkブログでも説明されていますし、日本語訳もあります。WordPressテーマを作る際、必ず押さえておきたい内容が詰まっていますので、書籍かネットの情報をぜひ読んでみて下さい。

LOLcatとバイラルの秘密

Ben Huh on Virality

Ben Huh on Virality

猫の写真にキャプションを付けたlolcatで有名なユーモアサイト、I Can Has Cheezburger?の運営者によるプレゼン。WordPress.comサイトとしてトップクラスのトラフィックを誇るこのサイトですが、ただ面白おかしいだけではなくて人気サイトに必要なコツをしっかり押さえて運営されています。

意外にも(?)軸となっているのは、サイトへのリンクを含めたスパムぎりぎりのような「招待状」メールをばらまくだけじゃなくて、充実したコンテンツをしっかり育てていく事で地に足の着いた「バイラル」効果を狙う方が良いよ、というごく正統派の姿勢。

結局はどんなギミックを使ってサイトにトラフィックを呼び寄せても、それを継続していくためには内容がないとダメだし、クチコミというゆっくりだけど確実な方法が長期的には効果がある、とのこと。あたりまえのアドバイスですが、これほどの人気サイトの運営者が言うと説得力があります。

lolcatって何?という方は、PDF形式のスライドでご確認ください :)

WordPressコーディングとセキュリティ

WordPressの主要開発者の一人であり、多数のプラグインも作成しているマーク・ジャクイス氏によるプレゼン。主にプラグイン開発者に向け、セキュリティの面で問題のないコーディングをするためのコツを紹介。WordPressでもXSS、CSRF、SQLインジェクションなどを防ぐための独自の仕組みが色々と増えてきていますが、実際にはまだプラグイン開発者全体に広まっていないものも多いと思います。

コードを挙げた説明と例はスライドで紹介されていますので、詳細はそちらでどうぞ。

WordPressとマイクロフォーマット: これまで、現在、そしてこれから

Tantek Çelik on Microformats

Tantek Çelik on Microformats

WordPressがブックマークリンク機能にXFNというマイクロフォーマットをけっこう前から採用しているのはご存知の方もいると思いますが、その他にもテンプレートタグの生成するXHTMLやプラグインテーマでもマイクロフォーマットの活用が広まっています。マイクロフォーマットWikiでも、今のところ各種CMSのうち一番充実したページがあるのはWordPressですね。

このブログでも地味に所々でマイクロフォーマットを使ったりしていますが、テンプレートや本文に手動で書くのではなくてプラグインやショートコード、クイックタグ/TinyMCE、カスタムフィールドを使った方法も色々カスタマイズできると思います。

コンピュータが得意な自動化のパワーを最大限に利用するためのマイクロフォーマット。テンプレートを元に自動的にページを生成して記事を公開するWordPressとの親和性はこれからも高まっていくはずです。

5ページと簡潔ですが、このプレゼンのスライドもどうぞ。

画像クレジット(下2つ): cogdogblog

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