WordCamp NYC に行ってきました(Day 1)

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週末、ニューヨークで行われた WordCamp NYC に行ってきました。2日開催・700人以上の参加者という過去最大規模の WordCamp だったそうです。Automattic からも運営ボランティア、スピーカー、参加者として合計20名以上が参加していて、会社のミニ合宿をまたやっているような気分でもありました。それから WordCamp Kyoto のスポンサー&スピーカーなどとしても参加してくださったヌーラボ/Cacoo チームの皆さん、CakePHP のリーダー安藤さん、「世界を巡るFool on the web」の美谷さん、Meetup.com で働いている溝端さんなども巻き込んで、普段一緒に集まるような機会がない人たちとNYで一同に会うことができたのも面白かったです。

WordPress Community in Japan

8つというすごい数のマルチトラック・セッションがぎっしり詰まった1日目。私のプレゼンは「オープンソーストラック」として分類されていました。朝イチだったのもあるし「日本の WordPress コミュニティ」というかなりニッチな内容だったので、かなり小さなグループでした。

日本国外の WordCamp で日本のことを紹介できたのは小さな一歩とはいえ前進ではありますが、やっぱり日本だけではなくて他のコミュニティからのインプットも得て WordPres の国際的な側面をまとめたりしたほうが興味を持ってもらえるのだろうという気がしました。今回はリクエストに基づいてのトピック設定でしたが、今後もしまた機会があればそのへんも頭に入れておこうと思います。

Lost in Translation: i18n and WordPress

Zé Fontainhas私の次に同じ部屋でプレゼンをしたのは、Automattic で私と同じように英語以外の言語圏を担当している Zé Fontainhas(「ゼー」と読む)。5カ国語を操る彼は、今回ポルトガルから WordCamp のために NY にやってきていました。

プレゼン自体は WordPress の i18n の仕組みの軽い紹介というかんじでしたが、関連した話なら何でもどうぞ、みんなで話しましょう!と、2/3くらいの時間を取ってディスカッションモードとなりました。

オンラインでコラボレーション翻訳をするためのツール、GlotPress プロジェクトの紹介などもありましたが、「まだまだ完成とはいえないし、協力が必要」というのが現状ではあります。でもここに注がれた労力が身を結び、少ない時間で完成度の高いものができるようになればと期待しています。

スライド: Lost in Translation: WordPress and i18n

Learn how BuddyPress, WordPressMU, Google Translations and Crowdsourcing

さらに次には Mojofiti というサービスを最近公開した Dennis Wakabayashi 氏のプレゼン。WordPress + BuddyPress + Transposh + Google Translate という組み合わせで価格、スピード、品質ともにバランスの取れたコンテンツ翻訳を提供することを目的にしたプロジェクトの紹介でした。こちらについては近々デモを見せてもらう予定なので、最近色々と出ている他の翻訳系サービスとも比べてみようと思います。

YouTube 動画: Dennis Wakabayashi @ Wordcamp NYC

Beyond Sharing – Open Source Design

午前中はすべて国際化関係の話?と思いきや、次に出てきたのは「オープンソースデザイン」という話題。Mushon Zer-Aviv 氏は学校の先生というだけあってアカデミック寄りな内容でした。オープンソースというコンセプトをプログラミングだけじゃなくて、デザインプロセスに活用するためのヒントが紹介されていましたが、デザイン(ここではプロダクトデザイン、ビジュアルデザインといった範囲)プロジェクトに限らず活用できそうなものでした。

ひとことで言えば「オープンに共有することと、良いリーダーが力を発揮すること」ということだと思うんですが、他にも「チームの信頼関係を高める」とかいった経験に基づいたヒントが客席からも出ていました。Mushon の関わっている ShiftSpace.org というサイトもおもしろそうです。

スライド・ブログ記事: Beyond Sharing: “Open Source Design” / Wordcamp NYC

Better Together: Lessons in Community from Mozilla

お昼を食べて、午後からは Automattic のユーザー拡大担当として8月から働き始めた Paul Kim が登場。Paul は Adobe や Mozilla でソフトウェアの広報、マーケティングをしてきた経歴を持つのですが、彼の深く関わった Firefox のキャンペーンや Mozilla 組織の協業スタイルの話をしてくれました。

オープンソースコミュニティと非営利団体、そして会社組織という形態をうまく運営して成長していく彼らのやり方には WordPress をはじめとして他の OSS でも学ぶ所が多いと思います。これから彼は WordPress.com などの Automattic プロジェクトはもちろん、WordPress.org にも関わっていくことになると思うのですが、いままで個人個人がばらばらに WordPress を応援してきた形態をまとめ上げてくれるはず。

このセッションの最後の方では、WordPress プロジェクトがもっと良くなるにはどうしたらいいだろうか?というディスカッションになったのですが、WP Tavern の Jeff Chandler が「もっとコミュニティの声を聞いて欲しい」「関連情報が分散しすぎて分かりにくいのは大きな問題」など、かなり熱い感じで訴えかけていたのが印象的でした。

ジーニアスバー、Cacoo デモ、アフターパーティ

名札午後はそのあと「ジーニアスバー」ということで、(アップルストアの対面サポートのような)ユーザーの質問に答える場でボランティアをするために待機していました。でもそんなに忙しくなかったので、主に Cacoo の即席ブースの応援をしたりしていました。2台のパソコンを使って同時編集するデモを行っていましたが、「サイトに入れてみてレビューを書こうかな?」とか、「作っているプラグインのドキュメンテーションに使えるかも」とか、なかなか好反応のようでした。

今回の WordCamp では公式なアフターパーティ(懇親会)はなかったのですが、近くのバーの貸し切り予約がされていて、行きたい人は行けるというスタイルでした。私も顔を出しましたが、メディア系・広告系の仕事に就いている人などとWordPress のコンテンツローカリゼーションの話などをもっとすることができて面白かったです。

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