ただ書くこと、その積み重ね

今年になって、ゆるくですがこのブログの更新を今までより少し増やす試みをしているタイミングで、気になる記事に出会いました。

Lifehacking.jp の堀さんの、やや長めのエントリー。

一周回っての “Making things for the Web” という生き方

幅広く網羅された内容なのですが、一部引用。

Basecamp の開発元が運営している Signal v. Noise が Medium を離れたという話題に触れて、以下のように書かれています。

すべての人がPVのはてに広告料を欲しているのではなく、その先に別のものをみているひとにとっては、[…]つながりたい人たちとつながるための手段は多くなっている

届くべき人に届かせるための手段や下地は十分にできたということなのかも

この自分のブログは本当に個人的なもので、SvN のようなメディアとは別なんですが、それとは関係なく響くものがありました。ソーシャルメディアを悪者扱いするわけではないけど、昨今の SNS の流れの中で、ここでただ伝えたいことを書くこと、公開することに少し億劫になっていた気がします。

でも、数字で可視化された反応に一喜一憂したり誰かと比べたりすることって、少なくとも自分にとっては意味があることではないのかもしれない。そうすることで自分の考えを書くことができなくなるなら、むしろ良くないことであり。

ブログは自分の頭の中を整理する意味合いも大きいので、日々、自然に、思ったことを書ける場を維持するために、億劫がりすぎないように心がけてみたいなと思います。

そして、「考えを共有するという目的のために文章を書く」という当たり前のような小さな積み重ねが、web を良くすることもあるんじゃないかと信じていきたい気分です。


ところで、堀さんの記事では WordPress.com が最近公開したニュースサイト運営者向けプラットフォーム(サービス)である Newspackのことも取り上げられています。

中小規模のメディア会社のコンテンツをFacebookなどのサイロに隷属させるのではなく、ウェブの中に島のように存在しつつ、特定のマイクロコミュニティに発見されやすくなる効果を生み出すかもしれません。


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