ブログや過去のインタビュー記事などを見ていただいた方から Automattic についてちらほらと問い合わせがあったので回答をこちらにも書いてみます。
※ コミュニケーションは主に P2 ブログと Slack 上で行われるため、すべてのポジションで英語の読み書きが必須となります。
【追記】TOEIC の点数を聞かれたりとかいうことは多分ないので、履歴書を書いたり、メール・チャットのやりとりで自然な英語のやりとりができるレベル…と思ってもらえれば良いかなと思います。
Q: 現在のオープンポジションにはどんなものがありますか?
現在アジア太平洋地域で特に力を入れて募集しているのは以下の2つのポジションです。
VIP Engineer (VIP Wrangler)
Automattic では WordPress.com VIP を通して、サポート・ホスティング・トレーニングなどのサービスを世界最大規模の WordPress サイト (Time.com、People.com、Fortune.com、VentureBeat.com その他数百サイト) に提供しています。このチームに参加して、クライアントが最高の WordPress サイトを構築する手助けをしてくれる開発者を探しています。
Happiness Engineer
ハピネス・エンジニアは他人を助けるのが大好きな方向けのポジションです。ニーズに耳を傾け、提供プロダクトの活用法を紹介することで、信頼に基づいたお客様との良い関係を構築するというゴールを達成します。共感性、ライティングスキル、技術的知識のバランスがとれた方を探しています。
地域的には関係なく、その他にも JavaScript・検索 エンジニア、QA、プロダクト・マーケティングデザイナーなど多数募集しています。
現在応募中の役職詳細 (と、このブログ記事で書いている内容の詳細) は以下のページにあります。
https://automattic.com/work-with-us/
Q: Automattic の開発プロセスとは?
「データに基づいたユーザー・ドリブン」がポリシーです。WordPress.com 用のワンクリック・デプロイシステムがあり、1日60-80回ほどコードを本番環境へプッシュしています。
オープンソースの強い信奉者であり、プロダクトや技術をできる限りオープンソース化しています。
Q: 待遇についてもっと詳しく知りたいです。
すべての Automattic ポジションは100%リモートワークです。
- オープンバケーションポリシー: 年間の有給休暇日数は無制限
- ホームオフィス設備およびコワーキング手当
- 必要なハードウェア・ソフトウェアの支給
- 継続学習支援のための書籍・カンファレンス代金の払戻
- サバティカル休暇: 5年ごとに連続2-3ヶ月の有給休暇取得を推奨
- 産前産後・養子縁組休暇: 12ヶ月以上勤務している場合、有給で無制限の休暇取得が可能
- 生命保険: 会社が全額負担
その他の福利厚生は国によって異なります。
無制限の休暇ってどういう意味?と聞かれることもよくあるのですが、これは本当に「年を通して成果を出していれば何日休んでもOK」という制度です。ざっくりとですが、サバティカルや産休などを除く純粋な「休暇」のみを会社全体で平均すると1人18日くらい取っている模様。ただし祝祭日、家族の都合、冠婚葬祭、病気なども別カテゴリーになっているので、分類の個人差によってけっこう上下する気がします。
Q: リモートワークで好きな点、嫌いな点は?
月並みですが、好きなところはスケジュールや仕事のやり方に対する柔軟性、嫌いというか難しいと思うところはコミュニケーションです。
私はこの仕事に就く前はほとんどクライアントと顔を合わせない形でのフリーランスデザイナーをしていて、オープンソース活動も会ったことがない人たちと一緒にやっていたので、リモートワークに関してほとんど違和感はありませんでした。逆に、対面で仕事をすることに慣れている人にとってはオンラインだけのやりとりはツライということもあると思います。
Automattic には現在、54ヶ国・77言語を話す554人のメンバーが在籍しています。世界中にいる同僚たちと WordPress.com、Jetpack、WooCommerce などといったプロジェクトに関われるのはこの会社の形態ならではのメリットであり、私も最初に感じたワクワクした気持ちを持ち続けてもう7年間(パートタイム時代を含めると8年間)お世話になっています。
求人へのご応募、引き続きお待ちしています!
コメントを残す