先週の水曜、下北沢オープンソースカフェで開かれた Jelly! #1.0 イベントに参加しました。Jelly! はアメリカでは結構あちこちで開かれていて以前に参加したことがあったのですが、日本ではまだあまりなじみがないかもしれないのでその説明も兼ねてご紹介してみます。
Jelly! って?
Jelly! のサイトから引用した文を意訳してみると、以下のとおり。
Jelly とはカジュアルに仕事をするイベントです。世界じゅう何百もの都市で、誰かの家やカフェ、オフィスなどを使って一日一緒に働くという形で行われています。主催者は椅子やカウチ、WiFi を用意し、話やコラボレーションをしたり、アイディアをやりとりするとおもしろい人たちを集めます。
ラップトップパソコン(または、自分の仕事をするためのツールなんでも)を持って、フレンドリーな姿勢で足を運んでください。
「コワーキング(coworking)」という日本語も最近ちらほら聞くようになってきましたが、勉強会やセミナーとは違い、一日や半日などまとまった時間の間、同じ空間を共有しながら別の組織や団体に属する人などが集まって仕事をするという場です。
作業効率という意味では別にバラバラの仕事をしている人たちと集まらなくてもひとり黙々と働いていたほうがいいと思えるかもしれません。私の場合、同僚はみんな他の国や都市でそれぞれ働いているという状況なので、基本的にはチャットやイントラブログで話し合いを済ませる方がミーティングを頻繁に延々とやるより効率がいいとは思っていますが、会社勤めをしていたときの同僚との情報交換や雑談を恋しく思うこともあります。そういった中で生まれるアイディアやヒント、そして具体的ではなくても「やる気」というのも、長い目で見ると効率の中では無視できないものです。
Jelly はそういった場を求めている人たちが集まって、 基本的にはそれぞれの作業をしながら話や質問をしたりして過ごす、と思ってもらって良いかと思います(なので日本語での「イベント」という意味ほど大げさではないイメージかも)。
Jelly! #1.0 @ 下北沢オープンソースカフェ
下北沢オープンソースカフェのオープニングイベントとなった Jelly! #1.0 では、主催の河村さんによるこのスペースが出来るまでの背景や、彼が作っているサイト・教えているクラスのこと、震災情報サイト sinsai.info のインフラに関わっておられる Heartbeats の藤崎さんによる OpenStreetMap ボランティアの協力体制についてなど、オープンなつながりとテクノロジーを活用した動きについての話が色々と聞けてとても面白かったです。
下北沢オープンソースカフェのサイトには、「下北沢なひと、オープンソースなひと、Jelly! なひとのための協働空間」とありますが、まさにそれが実現した場所というのが一番分かりやすい説明かもしれません。ガレージを改装したとのことですが、とても居心地がよくておしゃれ!大画面スクリーンや作業テーブル、モニターなども整っていました。
毎週水曜日 Jelly! イベントを行っていくとのことですので、興味がある方はサイトや Facebook ページなどをチェックして足を運んでみてください。私も今週また参加して、最後の30分勉強会で「分散型企業の働き方」みたいなことについて少し話させてもらうことになっています。
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