「WordPressプロフェッショナル養成読本」に寄稿しました

昨日も WordCamp Tokyo の記事で言及しましたが、「WordPressプロフェッショナル養成読本」という書籍がもうすぐ出版されます。この本の内容についてざっくりと説明してみます。

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旬な話題が詰まった読み物としての1冊

技術評論社の「養成読本」ムックは Software Design plus というシリーズとして PHP、サーバ/インフラエンジニア、iOS アプリエンジニア向けなどのものが他にもいくつか出されています。

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今回の本は、章によってはサンプルコードも一部含まれていますが、具体的に使い方を掘り下げて説明するものではなくて最新情報や動向に注目した読み物という感じです。現在ある WordPress の書籍とは少し違って、やや雑誌っぽい感じで読み通せるのではないでしょうか。

ある程度 WordPress での開発経験があって自分が詳しい分野以外のことももっと知ってみたいと思っている方、技術的なバックグラウンドはあるけど WordPress の本は初めて手に取るという方にとって、旬な話題にキャッチアップしやすい形で書かれていると思います。

章の構成と執筆者は以下のとおりです。

  1. WordPress の過去・現在・未来(高野直子)
  2. WordPress サイトの運用(よつばデザイン・後藤賢司さん)
  3. SEO の基本(染谷昌利さん)
  4. PHP プログラミング超入門(アシアル・岡本雄樹さん)
  5. AWS でスケーラブル WordPress(シェイクソウル・深見寛信さん)
  6. WordPress ユーザのための Nginx 入門(デジタルキューブ・岡本渉さん)
  7. WordPress × セキュリティ(神戸デジタルラボ・松本悦宜さん)

担当章について

私の書いた部分では、WordPress の成り立ちと現状、そして今後の方向性について解説しました。他の章を読み進めていく前提として、創始者やコミュニティがこのソフトウェアに抱いている考えや、進化が続いていくために必要なエコシステム強化のサイクルについて理解していただく糸口になればと思います。
執筆の際には Tai さんToru さんにレビューをしていただきました。ありがとうございました!


WordCamp Tokyo の会場では100冊の先行販売が予定されており、12時からサイン会があります。Amazon などで予約もできます

他の著者の方の記事

WordCamp Tokyo 2014 にスポンサー参加します&書籍先行販売のおしらせ

とうとう明後日10月11日開催となりました、今年の WordCamp Tokyo。今回は産休にかぶってしまったため運営にはあまり関われなかった上、当日も行けるかどうかギリギリまで分からなかったのですが、体の調子も戻ってきたため無事参加できそうです :)

ということで関わっているスポンサーブースと書籍販売についてちょっとだけ書いてみたいと思います。

Automattic スポンサーブース、今年は「Jetpack」仕様!

Automattic としてはここ数年毎年世界中の WordCamp をスポンサーしているのですが、昨年までは WordPress リソースサイト「Code Poet」名義での協賛でした。今回は「Jetpack」プラグインとしての協賛となります。

Jetpack ロゴ

着々とバージョンアップを続けている Jetpack ですが、最近ロゴが変わったのをご存知でしたか?WordCamp Tokyo では、この新バージョンロゴを配したステッカーやミニノートブックなどのグッズを参加者の皆さんへ配布する予定ですのでお楽しみに。
私自身は恐らく数時間のみの滞在になるのでブースにいられる時間は長くはないかもしれませんが、セッションスピーカーでもある同僚の Joey Kudish も会場にいる予定ですので、Automattic や Jetpack について直接聞いてみたいことがあるという方は @naokomc または @jawordpresscom の Twitter アカウントなどにご連絡いただければと思います!(ちなみに Joey はここしばらく旅をしながら仕事をしているノマドなエンジニアです)

Automattic は WordCamp と同じ会場の別のホールで同日開かれる PHP カンファレンスにも協賛しています。こちらは Jetpack ではなく「WordPress.com」ブランドで表示してもらっており別途ブースを設ける予定です。

ジュンク堂書店ブースでの書籍販売

10月16日に技術評論社から出版される「WordPressプロフェッショナル養成読本」というムック本の1章目「WordPress の過去・現在・未来」を書きました。この本が一般発売に先駆けて WordCamp Tokyo のジュンク堂書店ブースにて販売されます!他にも WordPress 関連の最新書籍が揃うブースになるとのことですので、ぜひお立ち寄りください(共著者でイベント参加する方のサイン会も予定されています)。

WordCamp Tokyo 2013 の書籍販売ブース(撮影: おでさん)

WordCamp Tokyo 2013 の書籍販売ブース(撮影: おでさん


今年もたくさんのボランティアスタッフが準備を重ねてきた WordCamp Tokyo。初心者から上級者、デザイナーや開発者やブロガーなどに向けたセッションやワールドカフェ、アンカンファレンスなどが用意されています。お時間がある方はぜひ足を運んでみてください。

Socket.IO Meetup に行ってきました

昨日、渋谷で開かれた Socket.IO Meetup に行ってきました。同僚で Socket.IO の作者である Guillermo Rauch が講演するということで、顔を出すのを兼ねてスタッフとしてお手伝いすることになりました。

彼は Socket.IO を使った Cloudup というファイル共有サービスを作っているチームの一人なのですが、昨年9月に Automattic がそちらの会社を買収しました。それがちょうど去年の全社合宿の直前だったので Guillermo 達もギリギリで参加することができて私も面識があったのですが、会うのはそれ以来初です :)

Socket.IO Meetup

Socket.IO チロルチョコ

私自身 Socket.IO のユーザーではないんですが… どうしてこのプロジェクトが生まれたのか、どのように成長させてきたのか、そしてこれからどういう方向に向かっていくのか、という話はそんな私でも興味深かったです。Guillermo が Socket.IO を通して学んだという成功のための5ステップは以下のとおり。

  1. Improve something that sucks (何かダメなものを改善する)
  2. Look at the state of art (最先端の状況をチェック)
  3. Write down your plan (プランを書き出す)
  4. Create it (作る!)
  5. Ignore the trolls (野次は気にしない)

特に、ステップ4の “Create it” で「このステップは簡単じゃないといけない。ずっと v0.1 に留まってるようなやり方では、今後も成功しない」というようなことを強調していたのが印象的でした。自分たちが順調に開発を進めていける体制はもちろん、ユーザーにもわかりやすいプロダクトをここでしっかり固めることが大事。というのは当たり前のようでいて、ちょうど良いバランスを保って突破するのが難しいポイントなのではないかなと思います。

さらに、Socket.IO のコミュニティをさらに活発にしていくための取り組みについても力を入れているとのことで、コミュニケーションをスムーズにするためのダッシュボード「Socket.IO Evolutions」の紹介も。

Socket.IO Community dashboard

今後はその他にパフォーマンスと安定性を高めること、(例えば接続の履歴を完全に視覚化できる Chrome 拡張などの)開発ツールの強化、ドキュメンテーション(使い方の例、デモ、スクリーンキャスト)や多言語対応などを中心に改善を進めていきたいと話していました。この段階でコミュニティや開発への参加をしやすくして地盤を固めることもしっかりと考えているんだなーと感心。

Cloudup サービスを日々使っていて思うのは、ユーザーとしての気持ちよさというか楽しさがあるということ。質疑応答でも話していましたが「単に “リアルタイム” にするために必要な技術やツールを追求しようとしているんじゃなくて、もっと活発に共有や消費ができるようにするにはどうすればいいかを考えている」(うろ覚え&意訳ですが)というところがすごく本質をついているなと思いました。


Ust のアーカイブはこちらで見られるようになっていて、@Jxck_ さんのポッドキャスト、Mozaic.fm にも Guillermo が登場するということなので、詳しい話はそちらでも聞けそうです。

運営の @Jxck_ さん、@yosuke_furukawa さん、参加させていただき本当にありがとうございました!