以下の情報は記事が公開された時点のもので、「WordPress」の商標は2010年に Automattic 社から WordPress Foundation へ譲渡されています(詳細)。日本語の商標ポリシーは、WordPress 日本語版サイトでお読みいただけます

本日、「WordPress標準ガイドブック」書籍サポートサイトのドメインを、wordpress-guide.com から wpguidebook.com に変更しました。旧ドメインからのリダイレクトは続けていくと思いますが、ブックマークやフィード登録をされている方は、お手数ですが変更していただければと思います。

理由はあちらにも書いているのですが、簡単に言うと、WordPress.org にある「『WordPress』という単語を自分のサイトのドメイン名に含めないように」というポリシーに対応するため。

担当者にこの件について連絡した際も「法律的に問題があるから今すぐ変更して下さい!」のような険悪な対応ではなかったし、混乱を招くかもというのはもっともなのでドメインを変更することについて抵抗はなかったんですが、この件、英語圏ではいろんなところで議論されています。

上記のポリシーは WordPress.org サイトに表示してあり、主要開発者(および Automattic, Inc. 創始者)の Matt は、「これは WordPress コミュニティのポリシーであって、Automattic とは別」とコメント欄で言っています。しかし実際には WordPress の商標は Automattic, Inc. が保有しているので、そのあたりが混乱や反発を引き起こしているのではないでしょうか。

たとえば、Firefox プロジェクトなどを運営している非営利団体 Mozilla Foundation や Mozilla Japan のサイトには商標について詳しく書かれたページがあり、「商標登録された名称を含むドメイン名を取得したい場合は審査を行いますので、申し込んで下さい」と PDF の書類も用意されています。Mozilla の場合は、Firebird という名前を Firefox に変更する時点で、色々とあったという背景もあるのかもしれませんが、これだけしっかり書かれてあるのはすばらしいです。

何気なく使っている名称ですが、世界中で知られるようになった WordPress の商標を守り、利用者に正しい情報を提供するためにはきちんとしたルールが必要です。しかし、「WordPress を応援したくて作ったサイトなんだから、WordPress という名称を使わせてくれればいいのに」という意見も取り入れて、承認制になるのもいいんじゃないかなと思っています。私の場合、もうすでに一度スイッチしてしまったので wordpress-guide.com を復活させることはないと思いますが(笑)

それにしても Automattic の位置づけって難しい。レンタルブログ WordPress.com の成功はこの会社なしではあり得なかったわけですが、オープンソースプロジェクトである WordPress.org に企業として深く関わってもいるわけで、そのバランスが上手くとれなくなると命取りになるかもと思ってしまいます。これからもコミュニティとプロジェクトの成長を第一に考えた公平な運営をしていってくれることを願うばかりです。

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