WordPressプラグインの日本語化に便利なソフト、Poeditがv1.4にアップグレードされたのを機に、WordPressプラグイン翻訳に関する情報を書いてみます。あちこちで十分詳しく書かれているんですが(とくにMasayanさんのpoEdit 取扱説明書があれば最強!)、私も最初はよく分からなかったので…。はじめてプラグインの翻訳をされる方のガイド的にまとめてみました。Masayanさんのページの詳細説明を見る前にぜひ目を通してみてください。
必要なスキル
英語プラグインの元言語と日本語の読み書き能力- PHPの基本的な知識
- WordPress、WordPressプラグインの基本的な知識
必要なツール
- Poedit(日本語で使えます。Windows、Mac OS X、Linuxバージョンが揃っています)
- 日本語化したいプラグインのファイル
- インストールしたWordPress(ローカルサーバーがあると最適)
日本語化の方法
ステップを大まかにまとめると、以下のようになります。
- プラグイン内にtext domain指定を加える
- プラグイン内の文字列を、WordPressの国際化関数、 __() と _e() を使って出力するようにする
- 翻訳用の .pot ファイルを作成する
- 日本語の .po 言語ファイルを作成する
- poEditで翻訳、保存する(日本語化用の .mo ファイルが作成される)
- プラグインを有効化してテスト
すでに国際化済みのプラグインに日本語版を足すだけの場合、1〜3は不要です。ローカルサーバーがあれば、.mo ファイルを保存するごとにリロードして画面上で確認ができるので便利ですよ。さらに、
- プラグインの作者さんに国際化済みのプラグイン+言語ファイルを送ってあげて、今後の開発に組み込んでもらうようお願いする
- WordPress Plugins/JSeriesでの配布・告知をする
というところまで完了すれば、他のユーザーさんや翻訳者さんにも非常に便利です。特に7は世界中のWPユーザーさんたちにも喜んでもらえるはず(作者さんが採用してくれればですが)!
その他の日本語ドキュメント
- iDeasilo: poEdit で翻訳ファイルを作る by Miyoshiさん
poEditを使った翻訳作業の流れがスクリーンショット付きで分かりやすく説明されています。 - WordPress Japan: プラグインの日本語化手順
WordPressの国際化のしくみも解説されています。現在のバージョンのWPでは、国際化関連の記述は wp-includes/l10n.php にあります。
次回は第2弾として、「初めて」の次の段階で知っておくと便利なプラグイン国際化についてのコツを書きますね。
(3/12追記)「知っておくと便利な WordPress プラグイン国際化のコツ」公開しました。
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