夫とRoyal OakのMain Art Theatreに、映画を見に行った。ダウンタウンにある小さな映画館で、いつも3つしかやってないので決めやすい。やってたのはナオミ・ワッツ&ベニチオ・デル・トロ&ショーン・ペンの“21 grams”、William H. Macyなどの“The Cooler”、そして今日見た“The Station Agent”。21 gramsにも心惹かれたけど、なんとなく、の決断…。
さて、映画。なかなかでした。でも私としては5段階で言えば3.5、くらいかな。良かったんだけど、ちょっと描写が物足りないところもあったりして。物語では、鉄道ファンである小人(Midget)の主人公・フィンが、あることから古い列車倉庫に住むことになる。その町で出会った人々との交流を通して孤独でいたいと思っていた今までの自分を考え直す…。みたいな感じかな。もうちょっと複雑かもしれないけど。以下ネタばれアリ…
私には準主役の2人、オリビアとジョーが魅力的でした。フィンと2人きりで食事をすることになってしまい、「話したくなかったら、ただ食べるだけでいいのよ」みたいな事を言って黙々と食べるオリビア。子供達とのサッカーや、トレインチェーシングまで、何でもかんでも楽しんでしまおうとするジョー。それくらいに、もうちょっとフィンの魅力が分かりやすく描かれてたらよかったなぁ、と思ってしまったんですが。ぶっきらぼうで人嫌いなキャラは途中で少しずつ変わってくるけど、最初に町の人が彼にそこまで興味を持ったあたりの動機が分かりにくかった。新しく町に来た人にフレンドリーにする、ってとこまでは分かるけど、フィンの拒否反応に屈しないところがちょっと疑問な感じ。まぁ、めちゃめちゃ不自然、とまでは言えないけども。
それが唯一の気になった点で、他には全体を通して、好きなシーンがたくさんありました。オリビアとフィンが心通わすあたりとか、ジョーの強引なまでの明るさとか。孤独とか疎外感についてじっくり考えたことのある人は、観てみるとおもしろいかもしれません。
これからぜひ観たい映画メモ:
- In America めっちゃ泣いてしまいそうな気が…。トレーラー見ただけですでにジワーッと来てしまう。だからこそ観たい!
- Monster シャーリーズ・セロンの変身だけでもスゴイ!たいしたヒトだ…。彼女のインタビューを雑誌で読んだんだけど、役作りで30パウンド(15キロ強)体重を増やしたとか。「この役をやらないと後悔すると思った」と言ってた彼女、かっこいいです。
(1/27 追記)祝・シャーリーズ・セロン、ゴールデングローブ賞獲得!Monsterを観に行ったときの感想はこちら。In Americaの感想はこちら。