怪しい WordPress テーマ・プラグイン・ブログ記事を見分けるための小ネタ

国内外のサイトで WordPress についての情報を集めるにあたって、「怪しいかもフラグ」が立つちょっとした小ネタを集めてみました。頷いていただける方は多いはず。

間違ったロゴを使っている

社内ではロゴの間違いを見つけると「fauxgo alert!」という声(fauxgo = フェイク+ロゴ。英語発音は「フォー・ゴー」)が誰かから飛んできますが、そんな造語ができるほど残念ながらよく見かけるロゴの間違い。下の図を見ると、よく間違われているロゴ(左)と正しいロゴの違いが分かるはず。

WordPress ロゴ比較

左側を使う人がいるのは、あるブロガーが作った間違いロゴ画像をアップロードしたものが Google 画像検索でよく引っかかるようになってしまったから。現在はロゴを公式サイトからダウンロードできるようになっていますが、ググって出てきた非公式の画像を勝手に転載してしまう人が後を絶たない模様。もともとダウンロードしやすくしておくべきだったのかもしれませんが、いまは上記の比較画像をロゴページに載せたり、間違いが起こらないように告知が行われています。

WordPress.com の方のロゴデータが欲しい場合は、「ログアウトした状態で」ホームページ左上のロゴを右クリックしてみてください 😉

WordPress の P が小文字になっている

WordPress の P は大文字で表記するのが正しいのですが、タイトルなどでも「Wordpress」と書かれているのをちらほら見かけます。些細な事の気もしますが、WordPress 開発チームはこの正式表記に非常にこだわっていてちょっとした論争()にもなったくらい。この話はけっこうよく出てくるし、経緯を知ってる人だったらまあ間違わないので、いっぱい間違いまくってたらあれっ?と思ってしまいます(特に英語記事)。

Function Reference/capital P dangit

注: これに関してはcapital_P_dangit といういわくつき(?)の関数もあるくらいなのですが、詳細が気になった方は以下も読んでみてくださいということで。

他にも WordCamp、BuddyPress、bbPress などなど、固有名詞をブログで言及する時分からなかったら公式サイトでチェックするのが良いでしょう。

トップレベルドメインに「wordpress」を使っている

「WordPress」は WordPress Foundation の商標です。トップレベルドメインには使わないようにしましょう。詳しくは、WordPress ドメインポリシーWordPress Foundation Trademark Policy をご覧ください。

あくまでも小ネタです

もちろん、単純な凡ミスということもあるので、このうち全部当てはまるようだったらかなり怪しいかもというくらいに考えてもらっても良いかとは思います。これらの間違いを見つけたところで目くじら立てず、正しい情報を教えてあげることで WordPress の表記やロゴを広めてゆきましょう。このページにリンクしてもらっても良いですし、ここから参照した記事なども参考になります。

あと事実と違ったコンテンツというのは世の中にたくさんあると思うんですが、「違うじゃん!」とか叩くだけじゃ誰も何も嬉しくなれないんで、それをベースにしてどこがどう違うとか、正しくはどうなのか、を共有するような文化が広まればいいなぁと思いますよ。ブログは公開後も修正を表記できるのですし、コメントや Twitter で投稿者に連絡できることも多いし。

例えば、素敵な例。

間違ってしまう人がいるのは正しい情報が行き渡っていないからということでもあり、ちょっとでも誰かの役に立てばと思ってブログにしてみました。これらがきちんと浸透して、怪しいコンテンツを見分けるための材料にならなくなったらそれはそれで Happy です 🙂


Comments

“怪しい WordPress テーマ・プラグイン・ブログ記事を見分けるための小ネタ” への1件のコメント

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