WordPress プラグインやテーマ翻訳に便利なツールとして、ブラウザー拡張の WPGP Tools というものがあります。ルーマニア語 GTE であり、現在 Polyglots Team のチーム代表でもある Vlad T さんが作った非公式ツールで、細かいエラーなどをチェックして教えてくれます。
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ブラウザーにインストールしてそのまま使うだけでも活用できる機能は豊富ですが、日本語の特定のルールをチェックするための設定をご紹介します。
WPGP Tools の設定にアクセスするには、ブラウザー拡張のインストール後に translate.wordpress.org 上の翻訳画面へ移動し、右上に表示されるメニューの “WPGPT Settings” をクリックしてください。
カスタム設定その1: ピリオド記号
日本語ではピリオドではなく句点を使うので、指定しておかないとデフォルトでは誤ったエラーが出てしまいます。
Locale specific checks の “My locale uses this custom period symbol:” 欄に、全角句点 (。
) を一文字だけ記入しておいてください。設定変更後は、保存ボタン (“Save all settings”) をクリックするのをお忘れなく。
カスタム設定その2: 保存前に確認する単語の登録
保存されるべきではない単語や、確認が必要な単語を登録して、その単語が使われた場合に赤いハイライトが出るようにする設定です。
こちらのファイルにある内容をコピペして、General Checks の “Prevent saving these words:” の欄に貼り付けます。あくまで私の使っている単語設定なので、お好みで追加、削除していただいてももちろん構いません。他にも追加すべきものがあれば教えていただけるとうれしいです。
大文字の記号と数字、句読点や数字の単位の前後の半角スペースなど、ありがちな間違いを見つけるたびに更新しています。
カスタム設定その3: 半角記号の一致
“Count and match these:” も便利です。私は現在、(,),:,[,]
という設定を記入しています。半角の丸括弧、コロン、角括弧記号がそれぞれ原文に現れる数と一致しているかどうかをチェックしてくれます。
WPGP Tools 以外にも、Translate WordPress で使える便利なブラウザー拡張はいろいろあったりします。ぜひ、試してみてください!
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