WordCamp 男木島の日も前日に引き続き快晴。民宿まりも荘で朝ごはんを食べて、徒歩4分(ただし大人の足で)という至近距離の会場、男木小学校体育館に向かいました。
今日は #wcogijima 当日! @jetpack @WooCommerce スポンサーブースでお待ちしています。15:55からのセッションで登壇します。 pic.twitter.com/xmhz3lFO9n
— Naoko Takano ?️ 屋久島 #WCAsia (@naokomc) July 15, 2018
11時20分がセッション開始ということで、9時台だとまだお客さんは少なかったのですが、スタッフやそのお子さんたちなどがブースに来てくれて話したり、のんびり開会までの時間を過ごせて良かったです。
キッズスペース、託児サービスなど子供向けの配慮
10時からはキッズスペースでの託児も開始されました。
キッズスペースに移動中のふたり。@lunaluna_dev さんの娘さんが有能&優しい #wcogijima pic.twitter.com/0Lbq1CETaU
— Naoko Takano ?️ 屋久島 #WCAsia (@naokomc) July 15, 2018
今回の WordCamp で(数え切れないほどある)ありがたかったことの1つとして、この託児サービス(キッズスペース)がありました。娘の場合、旅は嫌いではないようで、あちこち行っては毎度「ここに住みたーい」と言うほど。とはいえまだ4歳にもならない子どもなので、当然疲れてぐずったり、飽きたり、突然機嫌が悪くなったりすることも少なくありません。WordCamp 当日は大人にとってもなかなかハードなスケジュールと気候ではあったのですが、クーラー完備のキッズスペースで体力温存しつつ楽しい時間を過ごせたおかげで、朝から晩まで元気に過ごすことができました。
キッズサイズのイベントTシャツ、至近距離の民宿での保育士さんもいる託児サービス、子供専用のお弁当、灯台への行き来での車での送迎、写真撮影の際の「顔隠し用わぷー」の用意…。それ以外にも本当に細やかな心配りが行き届いていて、恐縮するやら嬉しいやら。全力で子供たちを歓迎してくれていると感じられたし、その背後にある想像力に感銘を受けるほどでした。
私にとっては仕事の出張でもあるわけですが、子どもにも WordCamp を体験して、楽しんでもらえるというのは本当に幸せなことで、印象に残る旅でした。
メッセージ性のあるセッションたち
そういえば、全セッション見た WordCamp ってめちゃくちゃ久しぶりかもしれません!複数トラックの開催ではないことは置いておいても、ここ最近はスポンサーブースの番を任された参加ばかりだったので、1つもセッションを見られないことも多々。ブースに来てくれた方と1対1の対話ができるのもいいですが、その場にいる人たちと、1日を通して同じ体験をするというのはとても楽しいものだなあと思ったりしました。
すべてを通してイベントのコンセプトである「一人ひとりの力」を感じられ、ライブで聞けてよかったなと思うセッションが数多くありました。その中でも、副委員長である額賀さんのセッションには特に心打たれました。
彼女のストーリーはこれまでにも文章で読んだり本人の口から聞いたりもしてきていて、なんなら今は英語でも読むことだってできるのですが、男木島のあの場所で、WordCamp が開催されてそこに額賀さんが立って話している、というのをリアルタイムで目にできるというのは本当に来てよかった!と思える瞬間でした。
すべてのセッション一覧とスライド・動画へのリンクはこちらでご覧いただけます。
「15周年記念・WordPressでできること大全」
私も、事例紹介のセッションで高橋文樹さんと一緒に登壇させていただきました。その中では男木島図書館のサイトとは正反対のベクトルにある、多数の人が関わる政府首脳のサイトなんかも紹介したわけですが、彼らと私たち個人がまったく同じツールを手にすることができるって、すごいことですよね。
WordPress でできることはたくさんあるけど、何をするかを選ぶのは使う人しだい。きっとこれからも徐々に、でも確実に、「WordPress を使って、誰でもできる」ことは増えていくでしょう。そうした状況で、「したいこと」を実現するためにこのツールを活かしていく人たちの存在が WordPress の成長を加速させていくのだと思います。
WordCamp と WordPress
WordCamp ってやっぱり面白いな、と思うのは、WordCamp 自体が WordPress に対する学びになっていて、その逆も事実である、ということ。例えば、このツイートの文章。
#WCOgijima で学んだことは、私たちは自分の人生を変えていくことができるということ。IT の力はそれを助けてくれるということ。完璧ではなくても、始めてみる。そして、一生懸命工夫する。他の人が真似できないくらいに丁寧に。がむしゃらにやるだけじゃなくて、先人から学び、周りの力を借りる。 pic.twitter.com/kO9zUkDiDY
— Naoko Takano ?️ 屋久島 #WCAsia (@naokomc) July 17, 2018
“#WCOgijima” を “WordPress” に変えてみても文章は成り立つなー、と。WordCamp を一緒に作り上げることで WordPress オープンソースプロジェクトをうまく進めていくチームワークを学び、WordPress に関わることで WordCamp を成功させるためのスキルや考え方も身につけることができる。さらに、人生についても学ぶことができてしまう。
壮大過ぎるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、本当にそう思います。
そして、スタッフの方々の姿を見ていて、多様性、そして誠実さと信頼関係こそが強いチームを作るのだということも改めて納得しました。
WordCamp 男木島で得た経験を胸に、次へ!
WordCamp 男木島での体験は、「楽しい旅だった」と言って頭の隅で大事にしておくだけのものではなく。私も、前向きに、自分なりのやれることをやっていこう、と思わせてくれるイベントでした。
WordCamp Tokyo 2018 (9/14-15日開催、チケット絶賛発売中です!) スタッフも、翻訳も、Polyglots/Community チームの役割も、WordPress をさらに盛り上げるためにできる限りやっていくことで、ちょっとしたことでも何かにつながってるんだと思える経験ができました。
スタッフの皆さん、そしてそれ以外でも男木島でお世話になった皆さん、期待をさらに超えたイベントに参加できたことで、ますます WordPress への熱意やモチベーションを高めることができました。ありがとうございました!もっと言葉を連ねて心を動かされたことを伝えたい気持ちもあるけど、うまいこといく気がしないので思い出の一部の写真を載せておきます。
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