先週末の土日、2日に渡って行われた WordCamp Tokyo。今回は思いがけず(理由は後述)1日目のみの当日参加が叶いました。
スポンサーブース
いつものように、Automattic として Jetpack と WooCommerce のブースを出しました。Jetpack わぷーのステッカー、WooCommerce チラシ & エコバッグなどは品切れになるなど、たくさんの人に来ていただけてよかったです。ブースを手伝ってくれた田中昌平さん、Carlos さんに大感謝!
スタッフ活動(グローバル班)
スタッフとしての担当は、各方面の英語のコミュニケーションに対応する「グローバル班」。総勢6人のチームで、以下のようなことをやりました。
- 同時通訳業者との調整
- 英語トラックのスピーカー選定、スライドチェック、案内
- スピーカーの滞在ビザ手配
- イベント公式サイトの英語ページ作成
- SNS での案内
- 英語お問い合わせメールへの返信
この中でも大きなタスクは、今年2度目となる英語セッショントラックの調整。
準備期間の最初の方で(通訳費用や専用担当者などの負担も多いにも関わらず)、なぜ英語トラックをやるのか?どんなコンテンツであるべきなのか?という話を班のメンバーと話しました。「『単に海外の話を日本の人に届けるというだけではない内容』を目指したい」ということになり、国や言語を超えて共感できるトピックをなるべく選び、海外から日本に来るゲストだけではなく日本在住だったり、日本企業で働くスピーカーなども含めるよう工夫しました。
同時通訳で聞くことにより、「他の国の人も同じようなことで悩むことあるんだなぁ」とか、「言葉は違っても WordPress の使い方のポイントは似てるなぁ」とか、世界中にいる WordPress ユーザーを身近に感じるきっかけになったのなら幸いです。そうすることで、インターネットという広いところで使われている WordPress の面白みや可能性を理解することへつながっていくのかもしれません。
今回はネパールからのスピーカー Ganga Kafle の滞在ビザをイベント側で取得するという初の試みを西川さんが無事やり遂げてくれました。また、通訳業者さんとのやりとりを全面的に担当してくださった悦子さん、イベント前〜当日の SNS 更新を引き受けてくれた toru さんなどなど、班長の私が途中で入院→出産するという予定外のハプニングもありつつ、なんとかチームとして仕事を終えられたのも皆さんのおかげです。大変お疲れ様でした。
英語セッションを聞きに来てくださった方は、内容・通訳などなんでもいいのでフィードバックしていただけると大変うれしいです!
コントリビューターデイ
2日目は Slack を通して一部だけリモート参加しました。翻訳チームの手助けとなるよう「WordPress コア・プラグイン・テーマの翻訳手順」という Codex ページを更新するなど。翻訳承認(レビュー)や、PTE 権限のリクエスト方法を追加したのでぜひ活用してください。
WordCamp の運営について
WordCamp Tokyo は来場者もスタッフも多く、とくに委員長や一部の班長がこの2日間のためにかける労力というのは相当なものです。2008年に初めての WordCamp を東京で開いたときも、イベント慣れしていないことで右往左往してそれなりに大変だった記憶はありますが、今は人的・金銭的規模も10倍やそれ以上になり、それだけ準備も必要になっているわけです。
単純に、それほど多くの人がこのイベントに力を注いでいるという事実に対しての驚きもあるし、コミュニティの成熟も感じます。
でも、変わらないのは、これは「私たちが作るイベント」であるということ。誰かに「やれ」と言われてやっているわけでもないし、スタッフはみんな、やりたいからやっている。参加している人たち自身がテーマや方向性を決め、フィードバックをもとに工夫をこらして毎年少しずつ新しいことに挑戦してみたり、他のイベントから学んでみたり。たくさん関わればそれだけ返ってくるものも多いけど、今年は無理だからちょっと距離を置こう、と思うのも自由。
そういった WordCamp に関わることはやっぱりオープンソース的だなと思うし、私自身も回を重ねるごとにコミュニティやチームワークについてたくさんのことを学んでいます。
今回イベントに来てみて何か感じ取ったという方。行けなかったけどブログやツイートを見てすごく気になったという方。来年は、スタッフとして参加してみるのも楽しいかもしれませんよ!
今回の委員長の今井さん、副委員長の小林由憲さん。とても完成度の高いイベントとなったのはしっかりしたリーダーの存在がいたからに違いありません。本当にお疲れ様でした!
(おまけ)今回の参加は偶然の産物でした
実は今年の WordCamp Tokyo、昨年に続いて会社の合宿に重なってしまっており、また行けないのかー!と残念に思っていたのでした。
その後、第二子の出産予定日も開催日とぴったり重なるということが1月ごろに判明。産休または育休に入るので合宿は不参加になったものの、多少生まれるのが早かったり遅かったりしてもやっぱり参加は無理だろう、と、東京に居ながらにして行けない状況…のはずでした。
しかし、予定に反して50日も早く出産することとなり、母子ともに産後ある程度落ち着いたタイミングだったので、3歳の娘と生後2ヶ月足らずの息子を夫に預けて土曜の日中のみ参加することができました。
そんなわけで、WordCamp であれそれ以外のイベントであれ、子どもたちも楽しめるような企画なんてあるといいのかもなぁと思ったり。Polyglots Team の Petya が子ども向けの WordPress ワークショップキットを公開しているのですが、日本でも何かできるとおもしろそうです(ワークショップとかは、うちの子にはまだ早いのですが)。興味がある方、お声がけください!
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