昨日も WordCamp Tokyo の記事で言及しましたが、「WordPressプロフェッショナル養成読本」という書籍がもうすぐ出版されます。この本の内容についてざっくりと説明してみます。
旬な話題が詰まった読み物としての1冊
技術評論社の「養成読本」ムックは Software Design plus というシリーズとして PHP、サーバ/インフラエンジニア、iOS アプリエンジニア向けなどのものが他にもいくつか出されています。
今回の本は、章によってはサンプルコードも一部含まれていますが、具体的に使い方を掘り下げて説明するものではなくて最新情報や動向に注目した読み物という感じです。現在ある WordPress の書籍とは少し違って、やや雑誌っぽい感じで読み通せるのではないでしょうか。
ある程度 WordPress での開発経験があって自分が詳しい分野以外のことももっと知ってみたいと思っている方、技術的なバックグラウンドはあるけど WordPress の本は初めて手に取るという方にとって、旬な話題にキャッチアップしやすい形で書かれていると思います。
章の構成と執筆者は以下のとおりです。
- WordPress の過去・現在・未来(高野直子)
- WordPress サイトの運用(よつばデザイン・後藤賢司さん)
- SEO の基本(染谷昌利さん)
- PHP プログラミング超入門(アシアル・岡本雄樹さん)
- AWS でスケーラブル WordPress(シェイクソウル・深見寛信さん)
- WordPress ユーザのための Nginx 入門(デジタルキューブ・岡本渉さん)
- WordPress × セキュリティ(神戸デジタルラボ・松本悦宜さん)
担当章について
私の書いた部分では、WordPress の成り立ちと現状、そして今後の方向性について解説しました。他の章を読み進めていく前提として、創始者やコミュニティがこのソフトウェアに抱いている考えや、進化が続いていくために必要なエコシステム強化のサイクルについて理解していただく糸口になればと思います。
執筆の際には Tai さん、Toru さんにレビューをしていただきました。ありがとうございました!
WordCamp Tokyo の会場では100冊の先行販売が予定されており、12時からサイン会があります。Amazon などで予約もできます。
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