木曜日、西日暮里で開かれた「BuddyPress プラグインを勉強しよう会」の第一回に行ってきました。星野さんがスタートした Facebook グループから始まった勉強会で、私としては BuddyPress だけを扱ったイベントとしては初参加となりました。
BuddyPress とは
ひとことで言えば、「ソーシャルネットワークサイト(SNS)が作れるオープンソースの WordPress プラグイン」。もともとアンディ・ピートリング氏が個人的に開発を始めたプラグインだったのですが、2008年に Automattic がプロジェクトごと彼を雇い、現在ではコミュニティによる開発が行われています。
普通のプラグインとして WordPress にインストールして使えるのですが、BuddyPress 独自のテーマや「コンポーネント」と呼ばれるサブプラグイン的なもの、ウィジェットなどが含まれているのが通常とは少し違ったところ。WordPress をマルチサイト版にした場合 SNS のメンバーがブログを持つこともできる機能があります。
日本での BuddyPress
日本語化は Google Groups と GlotPress 上で行われています。初期に百合子さんがかなりがんばってくれていて(少しブランクはあったものの)その他の方の協力もあり、最近のバージョン 1.6 では100%翻訳を達成しています。
国内 WordPress コミュニティサイト WordBench は2009年に BuddyPress を導入しているので、アカウントは持っているという方も多いのでは。こちらは現在各地のコミュニティ40グループが登録されている状態です。
BuddyPress の現況
とはいえまだまだ国内の事例は少なく、本格的な活用はこれからといった状況。こういう勉強会やオンラインのグループが興味のある人たちの情報共有の場になっていく流れは新しく始まったものなので、今後盛り上がる可能性はあるのかもと思いました。プラグインとして簡単に入れられるけど運用やカスタマイズはそれなりにノウハウが必要になります。OpenPNE やその他の手段を使わずあえて BuddyPress を使うというケースはまだ特殊なのかもしれませんが、WordPress プロジェクトとも連携しつつ日本語ファイル作成やドキュメンテーションの手伝いはできる限り続けていければと思っています。
国外では大学のコミュニティでけっこう活用されている模様。その他有名なのはフォルクスワーゲンのマーケティングサイトや Ride Oregon というオレゴン州観光協会の自転車コミュニティサイトでしょうか。先日伊東さんが書かれたBuddyPressでコミュニティ運営、5つの事例というブログ記事でも事例が紹介されていました。彼は来週の BuddyCamp バンクーバーにも行くらしいので、この話題に興味がある方は彼のブログなどフォローすると最新情報が読めるはず!
また星野さんが第二回以降の勉強会イベントも開催されていく予定とのことです。気になったら以下の公開グループにも参加してみて下さい。
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