昨日、離島経済新聞社で編集をされている小野美由紀さんとお話をする機会がありました。離島経済新聞のサイトを知ったのは確か WordPress を使ってリニューアルされたというニュースを聞いた、今年の5月。両親が屋久島に住んでいるし、3月に三宅島に旅をしたばかりだったことから、「島のことは、リトケイで。」というキャッチフレーズや地域のことを掘り下げたコンテンツが印象に残った記憶があります。あと、なんといっても手描きのイラストを散りばめたサイトのデザインにぐっと来ました。
そんなわけでリトケイさんのことは気になっていたのですが、ご縁があって西川さんにご紹介いただき一緒にイベントやりましょう、という話になり打ち合わせしてきました(地域情報サイトがらみということで、WordCamp でもお話していただいた、hara19.jp の榊さんもご一緒に!)。
小野さんは今月の頭からコワーキング&イベントスペース原宿テラスの「女将」としてスペースの運営を任されているとのことで、「風が気持ちいい!」と評判に聞いていたこの場所に初めて足を運ぶことに。噂はほんとうで、街中にあるのに空を眺めてミーティングできるのはテラスならではの体験です。
サイトに載っている説明は以下のとおり。
離島経済新聞社(略称:リトケイ)は6852島からなる日本にある、約430島の友人離島情報専門のウェブマガジン『離島経済新聞』と、タブロイド紙『季刊リトケイ』の運営・発行を中心に活動をする株式会社です。
2010年10月、鯨本あつこ編集長がサイトから始めたというリトケイ。ネットを見ない層の人も含め島の情報を流通したり残したりするには紙の媒体が良いこともある、と感じ季刊紙の発行を始めたそうです。コストが低くスタートできる Web サイトの運営を通して島記者や読者、協力者のコミュニティを広げ、現在では全国の書店に「島」ジャンルの棚を作る、という「島Books」プロジェクトも行なっています。
(ちなみに離島経済新聞社自体は、今日でちょうど丸8年を迎えたというIID世田谷ものづくり学校に所在しています)
小野さんとのお話で心に残ったのは、リトケイを通して島や人をつなぐための情報を丁寧に集め、提供していきたい、という想い。試行錯誤を繰り返しつつ、情報発信とネットワーク活動の積み重ねによって島のことを知りたい・伝えたい人に役立つ媒体を形成しつつあるのを感じました。
以前、このブログに消費者でなく「Maker」であることという文を書きましたが、こうやってなにもないところから情熱とスキルと根気で何かを作り、育てている人たちがオンラインメディアを作るツールとして WordPress が使われているのはとても嬉しいなあと思います。
ちなみに原宿テラスでは今後、イベントを開きたい人を応援したり、他の地域の人が東京に来た時に集まれる場所となるような試みを進めていくとのこと。テラスや、ちゃぶ台のある室内スペースを使ってみたいという方は、ぜひご連絡を!ヨガや、パーティなども歓迎だそうですよー。11月開催を予定しているリトケイ × hara19.jp × WordPress イベントも、懇親会を兼ねたカレーの会と合わせて企画進行中ですので、お楽しみに。
外が暗くなってもテラスで明かりをつけて、西川さん・榊さんとも一緒に離島、パンケーキ、ブログの話に始まり、ナンパの手帖やら割烹着やらの話題まで出て居座ってしまいました。女将・小野さん、ありがとうございました!
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