日曜日、東京マラソンのスタート地点で3万6千人のランナーのスタートを見送ったあと、「経堂マラソン」(別名・裏東京マラソン)に参加してきました。
経堂マラソンは、世田谷区経堂にあるパクチー専門レストラン、パクチーハウス東京のオーナー佐谷恭さんが今年初めて立ち上げたイベント。テーマは「パーティするようにマラソンする」というちょっと変わったもので、コースは「世田谷区内を自由に走る」だけ、距離もさまざま、ルールもユニークです。
- フルマラソンの距離ではなくても好きな距離でOK。
- スタートは10時以降で各自設定。
- ゴールは全種目17:00-18:00
- ゴール後パーティなので時間厳守!遅れそうなら電車やタクシーを使ってもOK。
- マラソン後の鍋パーティで、もっとも面白い体験談を話した方3名を表彰。
当日は、まずオープンソースカフェ下北沢にて Ustream 中継テストを眺めたり、他の参加者の位置をチェックしたり。同時開催の東京ハカソンも進む中、日経の記者さんとカメラマンさんが訪れたりもしました。
その後、スタート地点の PAX Coworking に移動。この移動も、(一部)走りました!Runkeeper のログがちょっと怪しいですが、下北沢から経堂の間って電車以外で初めて通りました。羽根木公園では、せたがや梅まつりが開かれていましたよ。
PAX Coworking では受付を済ませてTシャツをもらい、荷物を置いて @marchingants と共にスタート。オープンソースカフェ下北沢以外にもチェックポイントがいくつかあったんですが、私たちは iPhone の地図を頼りにいろんなところを訪れてみました。
実際に走った地図は、こうなりました。公園を目指しつついろいろ寄り道…しながらたまに迷っているのが見受けられるかと思いますw
馬事公苑で馬に遭遇。
そしてすぐ近くの東京農大バイオリウムにて、ウーパールーパーやカメレオン、メガネザル(←たくさんいた)などなどを眺めました。
さらに隣にある 「食と農」の博物館にも寄り道。いろいろと面白い展示があったんですが、一番印象に残ったのは「ホクホクした焼き芋」フレーバーの香料!焼き芋は目の前にないのに匂いがまさにそのまま存在するという不思議な感覚でした…。
その後、砧公園と大蔵運動公園も周り、引き返して帰って来ました。合計12.8km!
世田谷温泉四季の湯で汗を流して、paxi house にて他の参加者と鍋パーティ。ルールにあったとおり、面白い体験談を話した3名が表彰されました。一位は、自宅から30km自転車で来た女性でした(そしてこのパーティの後またそのまま帰ると話していました)!フルマラソンの距離を完走した人も多数いて、それぞれの一日のストーリーを共有しながら知らない人・知っている人一緒になって鍋をつついて楽しかったです。
普段公園や決まったコースを走っていることが多いんですが、休みつつ寄り道をたくさんしながら誰かと一緒に走るのはすごく楽しかったです。また別のエリアにでもふらっと行ってやってみたいものです。
佐谷さんはこのイベントについて、「経堂だけじゃなく、いろんな街でやったらいいよ」と話していました。経堂マラソンサイトから引用。
東京マラソンの参加希望者は30万人。参加できるのは3万人。27万人が「走りたくても走れない」状況にあります。マラソン大会があるから走るのではなく、走りたいから走るはず。だったらその27万人が楽しみながら走る方法はないかと考えた結果思いついたのがこの企画です。
やがては全国そこらじゅうで起こり、走る楽しみと、地域の盛り上がりがこのプラットフォームにより達成できればいいなと思っています。そこに必要なのは莫大な予算とか、統制された組織ではなく、ちょっとした発想の転換です。
東京マラソンという大きなイベントと同じ日に、それ以外のたくさんの人がそれぞれゴールを達成する気持ちを共有できるのっていいなと思いました。今後もすでに別のイベントが立ち上がるかもという話も耳にしているので、楽しみです。
コメントを残す