WordPress x ロクナナワークショップのレポート掲載

もう1ヶ月たってしまいましたが、2月28日に東京で行われた、「WordPress x ロクナナワークショップ 実験!WordPressラボラトリー」のレポート・動画を紹介しておきたいと思います。

» イベントレポート

これは Automattic の Noël Jackson、1080d の Ned Watson、ロクナナワークショップ WordPress 講座の講師である CAMP4 の高山一登さん、そして私という組み合わせで WordPress について半日語るというイベントでした(Cacoo などで最近話題の、ヌーラボ橋本さんもサポートしてくださいました!)。

私のプレゼンでは、WordPress はデザイナーの人も参加するとおもしろいオープンソースプロジェクト、ということとか、すでにあるサイト作りの仕組みを活用すると便利ですよー、ということをお伝えしようと試みてみました。

ロクナナワークショップ・WordPress ラボラトリー

私の次には、Noël がプレゼン。まずは P2 テーマVideoPress サイトなどの Automattic プロジェクトを例にとった、「Iterative Design」についての話でした。イテレーティブというのは、反復型の、という意味。「イテレーション」という単語は聞いたことがある人もいるかも知れませんが、WordPress オープンソースプロジェクトや Automattic はデザイナーもこれを実践しています。途中でもまず共有して、他の人の意見を取り入れる。それから手を加える。結果が出なければ、また取り組んでみる。「マスタープラン」のような完成形はないから、この繰り返しで進んでいく。

ロクナナワークショップ・WordPress ラボラトリー

私のプレゼンの中でも触れましたが、この形は WordPress 2.5 リデザインへの反応から学んだところも大きかったようです。6ヶ月間大きなインターフェースの改革に取り組んだ結果、大きな変更だったこともありますが、ネガティブな意見も少なくないという結果になってしまいました。そこで再度のリデザインをすることになるわけですが、こちらではプロトタイプを作ってユーザビリティテストをしたりしながら小さなピースを組み合わせていくという手法をとったのでした。

もちろんチームの形態や作っているサイトの利用者の特性によってぴったりのスタイルは変わってくるはず。それを踏まえ、OSS として、また、大規模なサービスとして成功している部類に入る WordPress や Automattic の場合はこんな感じ、というのがヒントになるのではないかなと思います。

その後は、WordCamp Fukuoka でも人気が高かったディレクテッドデザインの話。考え方を変えてちょっと手を加えるだけでコンテンツを魅力的にできるよ!というメッセージでした。

セッション3には、Ned の登場。彼は Automattic の VIP ホスティングサービスのクライアントでもある Time, Inc.(タイム社)のコンサルタントとして、同社の雑誌のオンラインサイトなどに関わっています。彼のインタビューはこちら

ロクナナワークショップ・WordPress ラボラトリー

Ned はその後、まとめメモを公開しています。

一番最後に、WordPress 3.0 の紹介と質疑応答。この時以来まだまだ変化を続けている 3.0 ですが、リリースを約5週間後?に控え(予定)、ちらほらと情報が増えてきているようです。この質疑応答やイベント前後の会話で、新バージョンへのみなさんの大きな期待を非常に感じることができました。

ロクナナワークショップ・WordPress ラボラトリー

イベントでは Twitter を活用して意見や質問などを頂きました。その際のハッシュタグ #wp67 (またはまとめの Togetter ログ)もぜひご覧下さい。

ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。そして、ロクナナの佐々木さん、上田さん、スタッフの皆さん、本当にお世話になりました。


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