Great American Meatout

Dr. T. Colin Campbell日曜日に「Great American Meatout」というイベントに行ってきました。The China Studyという最近話題の本を書いたDr. Campbellが来るというので…

ミシガンにあるベジタリアングループ「Veggies in Motion」が毎年主催しているもので、ベジタリアニズムをいろんな人に知ってもらおうというイベントです。「Great American Meatout」っていうのは「Great American Smokeout(全米禁煙デー)」のもじり。

さてDr. Campbellの話ですが、タイトルは”Comprehensive Study on Nutrition(栄養に関する総合調査)”。これだけ聞くとカタいかんじですがそうでもなく、本に書いてあることの簡潔なまとめといった感じ。リサーチをもとにしたわかりやすい内容でした。
「栄養学には、医療研究費の数パーセントしか費やされていない。それも、ビタミン剤などの部分的な研究が主なもの」
「医療に関わる人たちでも、栄養学の複雑さをきちんと理解しているとは言いがたい」
などという現状についての話に始まり、実際に中国で行った調査や動物の癌進行に関する調査などの話がありました。

ベジタリアンイベントということから予想はつくと思いますが、結論としては「精製されていない自然な植物性食品の食生活が健康には良い」ということ。さまざまな新しいダイエットや健康食品が巷にはあふれていますが、彼の提案する健康な食生活はごく常識的で、普通に一生続けられるようなものだというのが何よりも大事だと思います。

The China Study : The Most Comprehensive Study of Nutrition Ever Conducted and the Startling Implications for Diet, Weight Loss and Long-Term HealthMeat Market : Animals, Ethics, and MoneyイベントにはVegan.comのErik Marcus氏も来ていて、彼のサイトやpodcastingについてちょっと話す機会があったり。podcastingの話し方どおり、優しい感じの人でした。「これまでで最高の作品!」とかなりおすすめの様子だった著書、”Meat Market”を買ってみました。

このイベントでもらった雑誌やパンフレットなどを見て、これもまたメインストリームメディアの健康情報とは別の意味でプロパガンダ的だなあ…とは思うのですが、どちらのサイドの情報も得て自分で判断できるようにありたいものです。
…かといって、「次は、牛肉協会主催のイベントにも参加してこよう!」って勇気はちょっとありませんが(笑)