カテゴリー: 2月 2008

Webサービスのランキング決定版、Webware 100 Awards

I Voted for Webware 100 Awards 2008WordPress.orgを見てたら、いきなり右上に見慣れないロゴが出てきてました。Webware 100 という、CNETが主催するWeb2.0アプリのランキングイベントのロゴです。

今年2年目となるこのランキングは、検索・ビデオ・など10のカテゴリーに分け、カテゴリー別に30あるWebアプリの中から一番人気のものを決めるというもの。

計300候補というのは多いようですが、条件を満たしている5000以上の推薦のうちから厳選されて残ったものだそうなので、これでも今あるWeb 2.0系サービスのほんの一部。候補に選ばれたサービスを見るだけでもそれぞれの分野で今人気のものが分かって面白いですよ。

WordPressが入っているのはコンテンツ公開&写真(Publishing & Photography)アプリのカテゴリー。Movable TypeやDrupal、Bloggerなどはもちろん、FeedBurnerScribdYahoo! Pipesなどブログに限らずいろんなコンテンツをWeb上に載せられるサービスと肩を並べています。

このカテゴリーは他のカテゴリーと比べて、知名度&実力ともにしっかりと存在感があるのサービスにAmazon/Yahoo/Microsoft/Macなどよりも小さい規模から始まったプロジェクトのほうが多い感じ(今はGoogleかYahooが買収したとこも多い傾向がある…)。

Webパブリッシングって音楽販売とか有料ユーティリティアプリとかに比べると必ずしも「すぐにお金になる」ビジネスじゃないからなのかな?と思ったりしてます。この傾向はSNS系にも言えそう。

WordPress + WordPress.com に投票したい方は、WordPress.orgに行って左上のロゴをクリックするか、投票用リンクからどうぞ。投票期限は3月31日まで、発表は4月21日のWeb 2.0 Expoにて。

各カテゴリで3つまで投票できますので、じっくり悩んでください :)

タグ,

WordPressのクレジットはサイトから外してもよいのか?

先日、このような質問をメールで頂きました。

WordPressをインストールした際に管理画面下部の「WordPress」のロゴを削除することは、ライセンス違反になりますか?
さらに、このライセンス部分に別のロゴを入れることは、ライセンス違反になりますか?

WordPressの管理画面フッターロゴ管理画面下部のロゴというのは左のようなものです。この答えがはっきり説明されているページは(少なくとも日本語では)見つからなかったので(他にもあったら教えてください!)、私の理解している範囲での答えを書いておこうと思います。

WordPressのライセンス

WordPressのライセンスは、GNU GPLです。GNU プロジェクトのフリーソフトウェアの定義によると、「フリーソフトウェア」の「フリー」は、「ユーザがソフトウェアを実行、複製、頒布、研究、変更、そして改良する自由」である、と書かれています。

しかしGPLライセンスを使ったソフトウェアをベースにした公開サイト上にクレジットを入れないこと(管理画面も含む)に関しては、特に違反と言えないようです。WordPressのドキュメンテーションやライセンスページにも、リンクバックが必須というような内容は見当たりません(普及のために宣伝よろしく!ということは readme.html に書いてありますが、強制ではありません)。

もちろん別のロゴを入れて「Powered by XX」と、まるでシステムから自分で作ったかのように見せるのは要するに「嘘」になってしまいますので、そのような行為は慎むべきだと思います。しかし、それとは別の意図で管理画面のデザインをカスタマイズしてブランディングすることが必要な場合もありますよね。管理画面ログインに好みのデザインを適用するプラグインも人気です(参考:Flickrギャラリー)。

GPL FAQ によると、「頒布する場合はコピーライト表記を必ず含める(訳: Nao)」となっていますが、公開サイトを作成する事自体は「頒布」には含まれないので当てはまりません。

外してもいいけど、外さなくてもいい?

ところで、リンクを外すことのメリットとはなんだろう、と考えてみました。商用で使っている場合「フリーソフトを使って作りました」というのが、マズいでしょうか?(まあ、そういった一面も分かりますが…)

でも、WordPressを使って作ったサイトで、クレジット表記を外さなくても成功しているサイトはたくさんあります。むしろ、プラットフォームが何であるかは関係ないし、それよりも、利用可能なツールをどうやって最大限に活用するかの方が大事です。

公開サイトや管理画面のフッターなどにひっそりでもいいのでクレジット&リンクを残すことで、他の人に「へー、これってWordPressっていうツールできたサイトなんだ」と知ってもらうきっかけになります。WordPressが広まっていくことはユーザーである自分にとっても、開発者&参加者が増えてプラグイン&ドキュメンテーションが充実したりと良いことがたくさん。

残念ながら私一人の意見では決定できない場面もありますが、公開したWordPressを通して普及に役立てるような場合は、これからもできるだけ表記を残すようにしたいなと思います。

他にも意見いろいろ

この件に関して面白いコメントがたくさんある記事がありました(Why do people (jerks) remove the “powered by WordPress”)。以下はそのコメント欄から。

  • WordPressのリンクを残さない理由の1つとして、「Security through obscurity(和訳はあいまいさを通じたセキュリティ??)」という考え方もあります。まあ、WordPressについて書いてるサイトなどではあまり意味がないですが(笑)。それ以外にもセキュリティ対策はお忘れなく。
  • 新聞には「XXプリンタで印刷されました」とか書いてないよ、という意見も。プリンタとかはライセンスが違うので比較にならないとは思うんですが、見た人にとってあんまり宣伝にならない、意味不明、よけいな情報という場合もある、という意見にはうなずけます。
  • むしろ、「Linux/Apache/PHPなんかへのクレジットはどうなのよー」という声も(WPサイト内にクレジットはありますが、フッターとか全ページというわけではない)。

結論。

長くなりましたが。
この記事のタイトルの答えを出すなら、「外して良い」と言ってしまっていいのではないかな、と思います。
でも、無理して隠すことでもないんじゃないかな?と個人的には思いますが。
もし都合により外してしまうことになっても、可能なら技術情報ページなどでクレジットするなど、状況に合わせて対応していきましょう。

関連情報リンク

タグ, , ,

本の無料交換サイト、BookMoochが日本語化

私は単に「環境に良い」だけじゃなく、「合理的」とか「便利」とかいった条件も両方満たされるようなアイディアが好きです。だってそういうものでないときっと広まっていかないし、実用的ではないと思うので。

BookMoochロゴその条件にぴったり合う私の愛すべきサービスがあります。それは「BookMooch(ブックムーチ)」という、本の交換ができるサイト。Twitterでもつぶやいたのですが、このサイトに日本語版ができたことに気づいたのでご紹介します。

アメリカには古本屋さんも一応あるのですが、みんなが積極的に売買しているわけでもなくって、読んだら地下や物置にしまいっぱなし、ってことが多いような気がします。

スペースが広いからそれが可能というのはいいんですが、きっとゆくゆくは捨てられてしまうか古紙としてリサイクルという運命にあることがほとんど。リサイクルはもちろんいいことですが、それを行うこと自体にもエネルギーが必要ですし、すでにあるものをそのまま再利用する方が効率的なことは間違いありません。

古本だってせっかくまだ本としての価値があるのに、数回読んだだけで使われなくなってしまうなんてもったいない。そこで、BookMoochの出番です。

BookMoochのはじめかた

簡単に説明しましょう。

このサイト内では、クレジットカードの登録やペイパルアカウントなど何もいりません。本をもらうために必要なのは、

  • 物置や本棚の奥から引っ張り出してきた古本(まずは10冊)
  • 本を入れる封筒
  • 宛名書き用ペン
  • 送料(アメリカ国内ならペーパーバック1冊の場合2ドル弱)

これだけ。

入会して10冊手持ちの本を登録すると、1クレジットになるので、1冊と交換できます。さらに、あなたの本が誰かからリクエストされて、送ってあげれば1クレジットもらえます。この繰り返しでお金を使わず読みたい本が読め、いらない本は誰かに読んでもらえるというしくみ。

本の値段に関係なく、かかる費用は切手代だけです。自分の国以外から送ってもらう場合、2クレジット必要になりますが、逆に海外に送ってあげると3クレジットつくようになっています。

大半は英語の本なのですが、日本語の本他の言語の本もたくさんあります。本屋さんでも手に入りにくい国の本を必要としている人にも役に立ちそう。

この他にも図書館などに古本を寄付するという方法もありますね。でも、図書館だってみんなの古本をエンドレスに受け取るわけにはいかないし、必要としている本がもらえないということもあるはず。あげたい人と読みたい人両方が幸せになれるこういうサイトのサービスはもっと合理的だし、ネットならではだなと思います(実際、創業者のJohn Buckmanは図書館に大量の本を持って行ったものの、結局置く場所がなくて捨てられてしまったことからこのサイトを始めたとか!)。

BookMoochは著者の敵?

本の著者にとってはこんなサイトが人気になったら問題じゃないの?という声もあるかもしれませんが、私はあんまりそう思わないんですよね。自分の場合、無料で音楽が聞けるサイト(たとえばLast.fmとかPandora Radio、そしてYouTubeも)をよく使うようになって、今まで知らなかった曲を発見したり買ったりする機会が増えたし、同じようにBookMoochを眺めている間に在庫にない本が欲しくなって買うこともあります。

BookMooch自体もAmazonからの収入で成り立っているらしいし(参考:Bookmoochの裏側にあるビジネス)、こういうサイトが活発化することによって読書自体を促進することになるのではないかな?と思うんです。

その他の物々交換サイト

他にも本やCDなどをはじめとして、交換サイトはほんとにいろいろあります。サイトは英語のみですが、U-Exchangeなどは世界のどこでも参加可能のようです。

ZunafishSwitchPlanetSwaptree(以上3つはCD・DVD・ゲームもあり)、TitleTraderPaperBack SwapFrugalReader
DVD、CD、ゲームなどのメディア
Peerflix(DVDを3ドルから購入可能)、Goozex(ゲーム)
服や靴
Swango(郵送料、クレジット+小額のお金が必要)、Kizoodle(子供服など)、

「なんでも」
U-Exchange(車とかボートまであります)、SwapThing

BookMoochロゴライセンス:Creative Commons Attribution 2.5 license

タグ, , , ,

DreamHost の WordPress「イージー・モード」インストール

管理画面からDBを選択するだけでWordPressがインストールできるというDreamHostの「One-Click Install」には大変お世話になっているのですが、今回また面白いインストーラーが登場したみたいです。

その名も「イージー・モード」のワンクリックインストール。今まで十分楽だったのにこれ以上何を簡単にできるんだ?と思ってニューズレターメールを読んでみたところ、このような説明が。

When you do “easy mode”, you’ll be using a fully-hosted version of WordPress as opposed to getting files installed into your own web space.
(「イージー・モード」を使うと、自分のレンタルサーバースペースにファイルをインストールするのではなく、ホストされたバージョンのWordPressを使うことになります)

つまり、より簡単になったのはインストール自体と言うよりもその後のメンテナンスというわけ。

easy-mode-wp-install

データは自分のMySQLデータベースに格納されますが、WordPress関連のファイルはすべてDreamHost側で管理されます。WPバージョン(プラグインも?)のアップグレードなどはあちら側で自動的にやってくれるらしいです。今までのワンクリックインストールでもWordPressのアップグレードはクリックひとつでできたのですが、こちらはさらに「おまかせ」度が高くなるというわけですね。

ただし、ファイルが自分のサーバースペースに置いていないということで、テーマやプラグイン(どちらも用意されたものの中から選ぶ)を新規追加やカスタマイズすることはできません。言語ファイルも置けないので日本語版なども使えないというわけですね。英語圏の人以外も結構使っているサーバー会社なので、ここは今後改善されるといいなあ。

現在使えるテーマは約50種類。サイドバーウィジェットに対応したものも10つほどあります。
プラグインは以下の通りです。うーん、Akismetが入ってない〜。かわりにreCAPTCHAを使えってことかぁ。

イージー・モードのインストールを実際にやってみましたが…本当にとっても楽でした。インストールと同時にサブドメインの作成もやってくれるし、DBの作成も必要なし。サブドメインDNSが浸透したら、ブログ名とメールアドレスを記入してインストール完了です。

制限は多いですが、ごくベーシックなブログをメンテナンスフリーでやりたい、という人にはいいサービスだなと思います。もちろんWordPress.comを使うという選択肢もありますが、DBデータのコピーを取るなどの操作が可能、自己ドメインを追加料金なしで使える、アップロードディレクトリ容量の制限がない、などを考えれば、こちらを選ぶ利点もかなりあります。

現在ベータ版ですが、DreamHostの方はお試しを。

タグ, ,