金曜夜に開催された多言語サイトってどうしてる?どうするの? 多言語サイトのこれからについて WP ZoomUP #47に参加してきました!9時からのイベントは寝かしつけで一緒に眠ってしまって見逃してしまったり、途中から聞くだけ参加のことが多いんですが、今回は自分が気になるトピックだったので起き出してきてディスカッションなどにも参加しました。運営の皆さん、ファシリテーターの西川さん、発表の河野千秋さん、楽しく学びがある時間をどうもありがとうございました。
公式イベントレポート: 多言語サイトってどうしてる?どうするの? 多言語サイトのこれからについて WP ZoomUP #47
「多言語サイト」と一口に言っても言語ペア数、コンテンツの種類と量、翻訳者の関わり方など要件はかなり幅広く、それぞれのニーズがあります。いわゆる「WordPress で作るのに適したサイト」に絞り込んだとしてもやっぱり簡単に分類できるものでもなく、どのやり方が一番なのかは一概には言えないものです。
今回のイベントでの千秋さんのライトニングトークは WordPress 多言語化プラグイン比較についてだったのですが、現在比較的よく使われているものを集めて違いを理解するという形式で、多言語化で考えなくてはいけない側面の多さが改めて感じられて、とても勉強になりました。スプレッドシートにめちゃくちゃしっかりまとまった知識をたっぷりと説明付きで共有してもらったことがありがたい (詳細はすべて、上記でもリンクした公式レポートでも公開されているのもまた、ありがたい)!そして、この分野に興味を持っている人も私の周りのコミュニティでも増えてきたことを感じます。
私自身は製作者として多言語サイトを作る立場ではないのですが、前いた部署では WordPress.com サポートサイトや Jetpack.com サイトの多言語化プロジェクト (どちらも、マルチサイト & WP サイトの外にある別の翻訳更新システムという構成) を進めたりしていました。現在最も深く関わっている多言語サイトは WordPress.org の各国語サイト、ということになりますが、例えば HelpHub の展開、最近では Learn WordPress サイトへの英語以外のコンテンツの追加など、サイトとコンテンツ多言語化の課題に翻訳者、ユーザーとしての立場からチームと協力しています。
多言語サイトに関して最近気になっているトピックとしては、
- 多言語サイトの並行テスト
- 機械翻訳の有効活用
- 単純な興味として、英語が原文ではない場合に抑えてくべきこととか、失敗例とかからも学んでみたい
といったあたりです。あと、厳密に言えばサイト制作の話ではないかもですが、動画コンテンツ翻訳の手法についてももっと知りたいですね。
懇親会ではコロナ禍での仕事の変化、リモートワークの話なんかも出てきていました。今は気軽に海外どころかちょっと遠くにでも行きづらくはなったけど、自宅からどこにでもにつながれるような状況というのはある意味とてつもなく恵まれていて、技術と想像力のおかげで世界が広がる一面も多くなるのかもしれない、と思います。そんな状況で、言語とコミュニケーションはこれからまたどんどん変容していくのでしょう。
イベントでは WordPress の話が多めでしたが、そうでない場合にも共通する話も面白かったです。WP ZoomUP コミュニティの Slack に #多言語 チャンネルも立ち上がっていますし、シリーズ化するかもという話もあったので、今後も多言語サイト制作に関わる方は、WP ZoomUP に今後も注目!ということで締めさせていただきます。
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