昨日のトニーとマットの動画に字幕をつけるときには UniversalSubtitles.org というサービスを利用しました。これ、前に紹介した似たタイプのサイト dotSUB よりも使い勝手が良くてかなり気に入っています。
まずは短い Universal Subtitles の紹介動画をどうぞ。
(外部リンク: YouTube の動画リンク(字幕なし)、UniversalSubtitles.org の日本語字幕付き動画リンク)
dotSUB との違い
dotSUB との大きな違いはまず、動画ファイルをアップロードしなくて良いこと。かなりの時間の節約になりますし、YouTube、Blip、Dailymotion などにアップロードしてある動画や Ogg、WebM、FLV 形式の動画 URL を字幕用に別のところに置く必要がなくなります。
作業の流れも少し異なっています。Universal Subtitles ではまず(同期は気にせずに)どんどん字幕を記入していきます。その後、動画を通して見ながらキー操作で字幕ブロックの開始ポイントを指定します。細かい調整の際には秒数を手で入力する必要はなく、マウス操作でタイムライン上の字幕表示部分を動かすだけです。
先日の動画は原文のトランスクリプトなしで日本語だけ入力しましたが、これが無理なくできるのも dotSUB より使い勝手が良い点。トランスクリプトがあれば Google Translate のざっくりした訳をベースに使える機能もあります。
プロジェクトについて
UniversalSubtitles.org は Miro を作った非営利団体 Participatory Culture Foundation のプロジェクトのひとつ。字幕付けウィザードなどのソースコードはすべて github の mirosubs という名称で AGPL ライセンスのもとに公開しています。字幕検索・配信のプロトコルも開発中とのことなので、ブラウザの拡張機能やサイトに組み込まれていけばよりアクセシブルな動画の広まりに期待できそうです。
日本語字幕をデフォルト表示
提供される埋込みコードをそのまま貼り付けた場合、元言語の字幕(ない場合は非表示)で再生されるため、翻訳を表示するには動画の下のドロップダウンを操作する必要があります。
2011年8月4日追記: 現在の仕様では、http://www.universalsubtitles.org/ja/videos/...
というような日本語の動画のパーマリンクを表示させた場合、日本語字幕がデフォルトのスクリプトがコピーできるようになっているので下記のコード変更は必要ないようです。
デフォルトで日本語字幕を表示させたい場合は、埋め込みコードを一部変更して base_state に言語設定を追加する必要があります。
[javascript]
({
“base_state”: { “language”: ‘ja’ },
“video_url”: “http://www.youtube.com/watch?v=15TP8QvtG9M”
})
[/javascript]
優れた動画には心を動かすパワーがありますが、その感動を伝えたい!というとき、言語や時には音声が壁になってしまうこともあります。かといって翻訳した動画を一から作るのはテキストを翻訳するほど簡単なことではないです。
Universal Subtitles は本当に簡単に使えるので、短い動画でちょっと試してみてはいかがでしょうか。日本語の動画を他の言語で紹介するのも良いですしね。
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