選挙の結果が出ましたね。ブッシュ氏の再選が決まりました。
…って、もうとっくに数日たってしまったのですが、どうもここに書く考えがまとまらなかったので、結局今ごろ書いています。
似たように、なんとも消化不良?な気分を抱えている方におすすめなのは、この出口調査結果かもしれません。
CNN.com National Exit Poll (全国の出口調査結果)
少なくとも、それぞれの候補者に投票した人々が「どんな背景」を持っていて、「どういった理由から」一票を投じたのか…。この数字を眺めながら垣間見ることができます。じっくり見てみると、支持者の考えはものすごく分かりやすいぐあいに偏っているわけではなくて、意外にも「はい:いいえ」の割合や、それぞれの意見を持つ人のブッシュ/ケリー氏への投票率が50%に近い項目が多いということに驚きました。
でもこの情報を「分断された国アメリカ」として受け取ることが正しいのか?それとも、もともとの多様性が露出したというだけなのか?それには実は自信がありません。これから選挙結果を分析する色んな意見を聞くかもしれませんが、それに惑わされすぎないためのひとつの材料にはなるんじゃないかなと思います。
そして今できることは、結果を受け止めて、これを未来に生かすこと。結果が求めていたものと違ったからといって、落ち込んで無関心になってしまったりする必要はないし、逆に今回の選挙でこれまでになくアメリカの政治に興味を持てたことは自分にとっての収穫だと思います。それから、アメリカに住む非市民としてこの国の現実を知るいい機会になったのも事実。
…と、なーんだか真面目にまとめてしまいましたが。
激戦区だったオハイオ州に在住のぶたばななさんが周辺の選挙ネタというエントリーを書かれてます。確かに私の周辺でもキリスト教徒にもいろいろいて、その中でも教会を「信念のよりどころ」「自分にとっての主要な“メディア”」として捉えている人たちは同性結婚や中絶問題を重要視する傾向があったように思ったので、彼女の書いていたことにも納得しました。
Comments
“選挙が終わりました。” への2件のフィードバック
確かにそうだよね~って思いながら読んでました。それとCNNのPoll、ホント興味深いです。それにしてもVOTE BY PARTY IDの項目で、意外に民主党派の人がブッシュに流れた%が大きい事にビックリです。民主党自体に問題があったのでしょうかね。でも、まあ、今回のアメリカの歴史的な一場面に居合わせれた事に感謝ですよ。あ、トラックバック有難うございます~。
おひさしぶりですー
この選挙の結果の分析がいろいろでていますが、読めば読むほどアメリカの奥深さを知るかんじです。これからも目が離せませんね。