英国ブログ大賞@ガーディアン

12/18、英国ガーディアン紙のサイトで、Best of British blogging(英国ブログ大賞)が発表されてました。

カテゴリーは、「デザイン賞」「写真賞」「18歳未満ブロガー賞」「専門分野賞」「文章賞」それから、「審査員特別賞」。詳細・受賞作品については元記事↑をどうぞ。受賞サイトはトラフィック増で重くなってるみたいです。すべてのサイトにはアクセスできなかったのでまたしばらくして見てみようと思います。

ガーディアンはホントにブログ関連記事に力を入れてます。とくに昨日付けの記事はブログ情報がこれでもか!とたくさん。特にRebecca Bloodの記事“The revolution should not be eulogised([ブログ]革命は賞賛されてはならない)”はなかなか良かったです。参加するメディアであり、オンライン出版新時代の始まり、だって。しょうもないネタも細切れの情報もたくさんだけど、それも含めて新しいメディアなんだよーってことでしょうか。Nifty翻訳版で見ると訳も面白いですが。Rebecca Blood=レベッカ血液。ガーディアン=保護者。

それから…ウェブログ用語解説なんていうのも。この中でも“Weblog”という言葉の定義は、“controversial subject(論議の多い問題)”とまず書かれている。で、あえて言うならば…と、2002年に出版されたWe Blogという本での定義を紹介。いわく、

At their core, weblogs are pages consisting of several posts or distinct chunks of information per page, usually arranged in reverse chronology from the most recent post at the top of the page to the oldest post at the bottom.

根本的にウェブログとは、いくつかのポストから成るページの集まり、もしくは1ページごとに別個の情報のかたまりを載せたページの集まりで、たいていは新しい物がページの一番上に、古いものが下に来るように逆年代順に並べられている。

意外にシンプル。まあ色々「これがブログだ」とか「あれはブログじゃない」とか言わず、これくらいルーズにまとめちゃったほうがいい気がします。それで誰かが被害を被るわけでもないし。ガーディアン側では、ほかにもウェブログらしい機能を定義の一環として紹介→リンク、コメント、カレンダー、コミュニティ…他。

それから、WordPress/b2の解説ページもあるじゃないですか!イェー。レビューによると、

  • ユーザーは1000人前後(少ない…UKだけの数字?)。
  • PHP&SQL使用。なので、“only for the truly keen”(笑)。すっきりしたプロ向けのシステム。
  • データベースを使って動的ににウェブスタンダードに対応したHTMLを書き出してくれる。
  • 投稿が大量になると大変な、テンプレート変更後のリビルドがいらないのがいいところ。
  • 開発チームのコミュニティは活発だが、MovableTypeに比べるとプラグインは少ない。

など…。
ここで取り上げられてたブログウェアで知らなかったのは、20Six。Bloggerみたいな最近出たツールなんだって。容量は10Mでモブログ対応。現在は無料だけど将来的には一部?有料になる予定。
欠点として、ユーザビリティーがいまいち:投稿のやり方がわかりにくい。ブログはCoolだ!って始める若者よりも、本格的な「オンライン・パーソナル・パブリッシング」をやりたい人向け、らしいけど、それにしてはサイトが若者向けっぽい。

他に取り上げられていたブログウェアは、 Blogger、Blosxom、iBlog、LiveJournal、Movable Type、Radio Userland、でした。ちなみに、Yahoo!USのWeblog Softwareの一覧は長い!(ブログウェアだけじゃない他のツールも入ってるリストですが、それにしても)。ココログならぬ、CoCoBlogなんていうのもありました。


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“英国ブログ大賞@ガーディアン” への1件のコメント

  1. 英国ブログ大賞2003結果発表
    英国ガーディアン紙による英国ブログ大賞2003(British Blog awards 2003)の結果が発表されました。その受賞ブログならびに優秀作品のリンク、それから審査委員長による解説を訳して載せておきます..