今の会社で私が一番よく使うソフトはパワーポイントなんですが、「Powerpoint Makes You Dumb」って記事が今日のBlogdexなんかで盛り上がってるのを見て全然別の事を思っていました。

アメリカ人の上司が、「日本人は全員パワーポイントの学校に通ってるんじゃないの!?」って言うんです。日系企業のアメリカ本社なので日本人もいるし、日本からもいろんな資料が送られてくるんですが、確かに日本人は一般的なアメリカ人よりもパワーポイントの使い方がうまい。例えば技術系の人から事務系の人まで、それぞれの部署の担当者が1枚ずつまとめたプレゼンなどを翻訳することがあるんですが、その上司に言わせると「全員達人。プロ。」…らしい。そういわれてみると(恐ろしいほど突拍子もない色使いとかをする人もいるにはいるけど)、100ページくらいあったそのプレゼンはどれもある程度よくまとまってた。

一方、その上司や同じ部署の他のアメリカ人の作った物を見せてもらって、失礼ながら思わず笑い出してしまいたくなったこともある(というか、見せた本人が自分でも笑っていた)。バランスがあまりにも悪いし、グラフや表も苦し紛れに作ったのが見て分かる。

これってどうしてなのかなぁ?と考えてみた。

例えば、アメリカ人はタイピングが上手な人が多い。中年以上の人もパソコンではなくてもタイプライターを若い時から使い慣れてる人が多いし、今では中学や高校でリポートを書くときからパソコンが使われてるから、訓練の成果ともいえる。だけど、日本人がパワーポイントを使い始めるのは多分会社に入ってからなのに、どうして上手いのかな?

今ここで、「小・中・高校の学校教育の違い」を思いついた。私の思い出す日本の学校の授業って、先生が黒板に書いたものをノートにとっていく、っていう形態。逆にアメリカの先生は(小・中はよく知らないけど)あまり黒板を使わない。すべてディスカッション形式で授業が進むわけでもないとはいえ、生徒に質問をしたり、先生が話したりしてる部分が大きい。

そういう過程で、日本人は情報を紙上に整理する方法を学び、アメリカ人は言葉を使って物事を理解していく方法を学んでるんじゃないかな。

逆に日本人とアメリカ人が一緒にやる会議では、日本人は資料をきっちり作ってくるけど発言はあまりしない、っていう話もよく聞くし(日本人はアメリカ人の資料のしょぼさに、アメリカ人は日本人の無口さにがっかりする、ってね。まあ、英語での会議なんだけど…)。そんな私も日本人。夏にビジネス・コミュニケーションのクラスを取った時も、美容院で働いてるというお姉さんから3児の母という女性まで、全然気負いなくスピーチをするなあと改めて感心していました。

そういう背景もあることだし、日本のビジネス環境でも「パワーポイントを使うとバカになる」が当てはまるのかどうか、NASAの人に検証してもらいたい気もするなぁ。…まあ、アメリカでも当てはまるかは微妙だけど、元記事でイラクへの攻撃のプレゼンが例にとられてたのが…なぁ。

パワーポイントに見る日本とアメリカの違い。」への3件のフィードバック

  1. ちょっと調べるだけだったんですけど面白くなってきてはまっちゃいました!!!
    楽しかったです☆★☆

  2. いちごさん、はじめまして。
    パワーポイントはなかなか奥が深いですよね。
    いろんな意味で(笑

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