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WordPressをどこで知る?–まだ足りないものと必要なこと。

akaさんの記事「一体どこで WordPress を知ってくるのか」 にコメントしようと思ったのですが長くなりそうなのでこちらで。

ところで一体どこで WordPress ってものを知ってくるんだろう,とても気になるのであります。

これを読んで、確かにそうだなぁと思いつつ、この疑問が出てくる状況自体が少し悲しくもあったりします。うまく伝わるか分からないのですが、レンタルのブログサービスを使い慣れた人やWeb制作に関わる人のスタンダードや「次のステップ」としてWordPressが普通に存在するといいなぁと。

An Event Apartで月曜にZeldman氏が言っていた言葉なのですが、「WordPressはギーク向け。Movable Typeはデザイナー向け。Blogger.comは親戚のジョージおじさん向け。」デザイナーやジョージおじさんの心をつかむのがWordPressの究極の目標とか方向性とかであるべきというわけではないのですが、これってWordPressに足りないものを的確に言い表している気がしませんか?個人的に思うのは、それは洗練された使いやすいUIと、使い手を迷わせないオプショナルな拡張性(Firefox的、と言えばいいでしょうか)、など。

そしてもちろん、とくに日本語圏ではWordPress自体がもっと知られていくことも必要ですしね。

ちなみにakaさんの質問への私の答えは、「WP(そのころはb2)を使っている他の人のブログを見て良さそうだなと思って。」です。Movable Typeからの移行をする際、同じようにMTの気になる点を挙げたり移行の手順を書いていた方々の記事を読んで、「おー、同じようなことを考えている人がいいと言っているこのツールを試してみようかなぁ」と思ったのでした。
これってつまり、WPを知ってもらうためにはもっと自分でも日常的にWPを使って思うことや気になることを書いていくべきってことでしょうね。だれかのブログ記事ひとつが大きな決断を促すことも、たくさんあるのですから。

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