詳しいイベントレポートは日本語と英語で別の場所に公開したのですが、もう少しだけ自分個人の視点で感じたことを書いてみようと思います。
ちなみに、イベント前に話していた内容については Capital P のポッドキャストにて。
オンラインイベントについて思うこと
WordCamp Asia のキャンセルへ向かう一連の流れで、今回の新型コロナウィルスの影響をリアルに感じ始めたのは今年の1月末あたりでした。2月〜3月初めは、それまで頭の中の大部分を占めていたカンファレンスが実現することなく終わってしまったことに、一種の喪失感を感じていたのもあったと思います。
そんな中、隔週で Zoom 会議?雑談?をしている WordPress Community Deputy & Mentor の額賀さんと GOUTEN さんと話す中で、do_action やってみようよ、と話が固まり、追加スタッフを募集開始したのが3月末でした。当初5〜6人と想像していたのが追加で12人もの方にスタッフとして参加いただきました。
そこから約1ヶ月ちょっと。イベントを終え、やっぱり、プロジェクトを通したチームワークっていいな〜と改めて思っているところです。
WordCamp Asia が延期になってしまった時、新型コロナウィルスがさらに広まり始めて国内外のイベントが次々に中止された時。「オンラインとオフラインは違う」「オンラインでは、オフラインのようなイベントは無理」と、たくさんの声を聞きました。それらには、私も心から同意します。
でも一方、「オンラインでは人と人はつながれない」とは思いたくなかったし、それは違うという気持ちがあったんです。
完全リモートワークで10年働いてきた経験、WordPress プロジェクトを通して信頼や尊敬できる人達に出会った経験、まだ会ったことのない人もいる WordCamp Asia のメンバーたちと議論して、作業して、何かを作ろうとした経験。それらは私にとっては本当のつながりを生んだ実感が持てることでした。
今回、do_action の経験で改めて「オンラインでの共同作業を通して新たな関係を作ったり、今までの関係を補強したりすることはできる」と感じています。オンラインイベントは今まで以上に、「参加している人たちひとりひとり」が形作るものであるし、今までの「登壇者/運営者 → 参加者」という一方通行になりがちな形式を壊していける予感もあります。これからまた次の何かを「企んで」いく中で、またチームと共に工夫や仕組みを考えていくのが楽しみです。
おわりのことば
運営チーム・参加者・スポンサー各社の皆さん、本当にどうもありがとうございました!また何かご一緒できれば嬉しいです。
WordCamp Japan 2021 を終えて 〜オンラインイベントだからこそできたこと〜 – Naoko Takano へ返信する コメントをキャンセル