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NEOWEEK2012: 分散型企業で働くことについて、パネルディスカッションに出演します

明日金曜日、「NEOWEEK2012~これからの働き方とワークプレイスを考える一週間」というイベントのパネルディスカッションに出演することになっています。バックグラウンド情報として現職の会社の話でも。

私は便宜上?、やや認知度がある「ノマドワーカー」という立場での出演になっていますが、私が2009年から勤めている Automattic ではノマド型企業とか、バーチャルカンパニーという用語よりは「分散型(ディストリビューテッド / distributed)」企業という用語を選択しています。

この会社の形態、多分色々なことが常識はずれなのだと思うのですが、働いている身としてはそれが普通でもあります。例えば、

これが新しい働き方であるというのは間違いないことですが、唯一の方法だとか誰にでも最高の方法だとはもちろん思いません。人それぞれ合うスタイルがあるだろうし、分散型企業なりの悩みももちろんゼロではないし。チームとして働くには、オンラインではない方がいいこともたくさんあるというのは、例えば先日の WordCamp 運営を通しても思ったりはしました。

ただ、今回のパネルディスカッションに参加して伝えたいなと思っているのは、仕事環境がパーフェクトではないことを嘆くよりも、発想の転換で解決の糸口をつかむというやりかたもある、ということ。Automattic 自体はもともと分散型企業という形態を目指していたわけではなく、オープンソースソフトウェアの開発者たちが会社を立ち上げる時に、その方法が最適だったからそうなったという歴史があります。とはいえ、設立から7年近くが経ち安定して成長を続けている現実を見ると、少なくともこの会社にとってのひとつの正しい選択だったというのは間違いないと思います。

ノマドワーカー vs 会社員、みたいな話は何もおもしろくはないし、答えのない無意味な議論だと思ってます。そのかわり、常識を否定した新しい形態でも仕事はできると知ることで、自分の状況だったらこういう方法もあるんじゃないか?と思うきっかけになったらいいなと思っているので、あまり一般的ではない私の勤務先の話を少しできればなと思っています。パネル以外にもいろんな催しがあるイベントの一貫なので、働き方について考えるところがある方はぜひ足を運んでみてください。平日なので難しいかもしれませんが、レポートも書ければと思っています。

イベント詳細

働き方が変わる、オフィスが変わる、社会が変わる ~あなたのワークスタイルを考えるパネルディスカッション~

Automattic についての追加情報

もっと詳しく知りたい方は、英語になりますが会社のページやアメリカのビジネス誌での最近の記事もご覧ください。

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