ブログ&マキコミ術セミナーに行って思ったこと

先週木曜日、「ソーシャルメディア時代だからこそ見直すブログ術&一歩踏み出すマキコミ術セミナー」というイベントに行ってきました。長年ブログを続けていますが、これからもオープンな場でブログを書くことをやっぱり意識していきたいと改めて思うことができた内容でした。

イベントのオープニング。画像はコグレさんといしたにさんの著書「マキコミの技術」

前半はネタフルのコグレさん、現内閣広報室のIT広報アドバイザー(!)いしたにさん、シックス・アパート CEO の関さん、ライブドア CPO の佐々木さんという4名が登壇し、AMN 徳力さんが司会を務めるパネル形式でがっつりとブログの現況のお話でした。「ソーシャルメディアが話題になり『ブログは終わった』、というムードの時から伸び始めた」という comScore をベースにした2011年6月の訪問者数は、以下のとおり。

  • FC2 ブログ:4670万人(前年比16%増)
  • Livedoor ブログ:3340万人(同35%増)
  • アメーバブログ:3220万人(同14%増)

(ただし、あとで発見したデータ元によると前年比のブログ全体の訪問者伸び率は1%となっていることに注意。ここ1年の間には VOX、Windows Live ブログ、ロリポブログなどのサービス終了があったので、それらのサービスからのユーザの流入が起こっていると読んだほうが良い気がします。また、データには Blogger は含まれているものの WordPress.com や Tumblr はないです。とはいえ、日本のユーザーはブログ閲覧にかなり時間を注いでいるというひとつの統計ではあるようです)

ブログ読者の伸びをソーシャルメディアが加速しているというのは2009年頃からずっと言われていて(TechCrunch 記事それに対するマットのコメント)、SNS などが友人などへのブログ記事の共有を後押しする→今までコメント欄やトラックバック・ピンバックのみでは得られなかった反応を得る→ブログを投稿するやる気が高まる→さらに共有、のようなループが起こっているようです。また、リブログという簡単な共有の仕方を取り入れた Tumblr では特にその傾向が強く、ページビューで WordPress.com を抜いたという記事も過去に話題になっていました。

両方のユーザーとして WordPress.com と Tumblr は根本的に少し違う種類のものという認識を私はしていますが、それはまあどちらでもいいことなのかもしれません。以下、引用の発言者をメモっていなくてすいませんが、

ソーシャルメディアでもブログでも何でもいいんだけど(オンラインで何かを発信することへの)参加者は増え続けている

さらに、

(何かを発信するために)Twitter だけでは足りない、という人にとって、ブログよりも良い仕組みというのはいまだに出ていないのは。

と言ったようなことがさらっと話されていました。

いしたにさん、コグレさんは「ブログはログ、つまり蓄積。今日、一記事書かなかったら一年後に小さな影響が出てくる」と言っていましたが、つまり自分の感じたことを毎日記録し、公開し、積み重ねていくことによって少しずつ変化を感じるはず、ということ。

ブログを書いて伝えるということは他のにきちんと物事を知ってもらうために考えを自分の言葉にすることであり、他の人の言葉のリツイートや Togetter、「いいね!」やブクマでやろうとすることより少しハードルは高いかもしれないです。私自身そこはうまく思っていることが書けずに下書きのままにしてしまったり、ブログに公開するのが「怖く」て Skype で友達や同僚に投げたり直接誰かに話し、共感を得てそれで満足してしまったりすることもあります。でも頭の後ろにはいつも自分のサイトのことが頭にあって、ソーシャルメディアやその他のサイトはある日突然なくなってしまってもあきらめがつくはず、ということとの違いを強く感じています。

イベント後半に登壇されたのは「マキコミ」を実践しているメガネ店と観光協会の方

ブログが生まれた頃に比べると今は選択肢も多すぎるほど多く、まず発信を始めるにあたって迷ってしまうかもしれません。でも例えばこれを読んで、なんだかブログ面白いかも、と思った人はやってみてから肌に合うか合わないかを自分で決めても失うものは少しの時間と労力以外ほとんどないです。合わなければ他も試してみればいいし、楽しくなってきたら続けてみればいいし。

私は「ブログ」が死んでも死ななくてもそのこと自体はあまり重要ではないと思っています。呼び名は CMS でもパブリッシングプラットフォームでも何でもいいけれど 、個人が思っていることを自由に、簡単に世界の人に伝えることができる手段は情報の小さな単位として Web の未来にとって重要で、ソーシャルメディア、人、リアルな現象との関わりがその情報の伝播を加速すると考えればシンプルなのではないでしょうか。

自分や自分の関わる物事がその「未来」をどれくらい担っているかどうか予測することはできなくても、誰かにとって意味のある記事を書き続けることでその未来に何らかの影響を与えることが可能だというのはとてもわくわくすることだと思っています。

ブログを書くのは未来の自分への投資

という発言もありましたが、自分だけではなく周りの人にも、そのさらに周りの人にもほんの少しでも投資しているかもしれませんよね。

いしたにさんと最後のスライド

自分の「ホーム」となるブログを持って、ソーシャルメディアの力を借りて周りの人を巻き込むこと。それが、やろうと思えば誰にでもできる世の中の流れはこれからもきっと加速していくことでしょう。でも、まず、やってみないと始まらない。

ということで、Happy blogging 🙂

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