Daylight Saving Timeと事故発生率

今日からDaylight Saving Time(DST/サマータイム)が始まりました。日の長い夏の日照時間を有効に使うためのもので、今日には1時間時計を進め、DSTが終わる秋には1時間時計を遅らせます。

バーテンダーをやっていたことがあるという、友達の彼女と昨日話していて知ったんですが、DSTが始まった後には交通事故がかなり多いらしいです。飲酒運転が増えるNew Year’s EveやSt. Patrick’s Dayなどのイベントの夜が一番危険なのかと思っていたんですが、意外。New Year’s Eveの事故は普通の日にくらべて10%増し、DSTの次の月曜日には8%増す…ということなので、無視できない数字ですね。逆にDSTが終わった時には、事故は減少するそうです。

興味がわいたので少し調べてみたところ、もっとびっくりする話もみつけました。交通事故だけじゃなく、大規模な歴史に残る事故もDSTに関係していると言われているとか。1979年3月28日のスリーマイルアイランド原子力発電所事故、1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所事故、1989年3月24日のエクソン・バルディーズ号原油流出事故など。ほとんどの記事ではカナダのStanley Coren氏によるリサーチのみを参照しているので、広く科学的に証明された事実なのかどうかは、いまいちわからないのですが。彼によると体内時計がどうのこうの…ということよりも、睡眠時間が減ることにその理由はあるらしい ので、普通以上に睡眠をしっかり取っておく方が良さそうです。

ところで「DSTをやめさせるために国会議員に手紙を書こう!」と呼びかけているEnd Daylight Saving Timeってサイトもあったりします。事故発生率の話は置いておいても、家じゅうにある時計の時間を変えたりするのはかなり面倒(とくに車の時計とか…)。長い日照時間を利用するためには「いつもより1時間早起きする」ってだけでいいんじゃない?と思うこともあります。まあ、日本との時差が1時間縮まるのは、私にとってはちょっと便利だったりもしますが。

アメリカのお住まいの皆さん、WordPressの設定(ウェブログと UTC の時差)で時間を調整するのもお忘れなく!


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“Daylight Saving Timeと事故発生率” への1件のコメント

  1. 冷蔵庫のビール注意せず!?

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