サイトアイコン Naoko Takano

佐藤直樹さん、デザインを語る。

グラフィックデザイナー・佐藤直樹さんのインタビューがHotWired Japanにのってた。
「NEUT.」編集長 佐藤直樹インタビュー
後半では海外での日本のデザインについて語ってるんだけど、

“そもそも日本的なものという意識がフィクションだし”

っていうの、なんとなくわかる。今日を生きてる私たちの多くは、ZENも茶道も着物の着方も知らない。誰もがみんなTOKYOにいるわけでもないし、富士山を毎日仰いでるわけでもない。ただ、外国人にとってだって見たことがないものはかっこいい。面白い。というわけで、漢字やゲームのキャラクターが書かれたTシャツや、キティちゃんグッズがたくさん出回る。それは、良い、悪いというよりは、自然な事。そしていつかは飽きられるのかもしれない。でも、そのときには「日本的なもの」のまた違ったフィクションが作られるのかもしれない。理解される事はありえないのかも。だけど、逆に私たちだって日本的って何?って言われて答えられるわけでもない。今は、たくさんの情報がありすぎる。その一部を取り出して楽しむしかないし、そこから現実がなんとなくわかっている、という現実。

まあ、ひとことだけ取り上げてどうこういってもなんなんだけど。全体を通して読んでてわくわくするインタビューでした。

あとで読むためのmemo:
まるごと佐藤直樹(2001.12.19) さらに長ーいインタビュー。
アジール・デザイン
Real Tokyo シリーズ TOKYOの仕掛人たち
Sl@ck

モバイルバージョンを終了