ユニバーサルがCDを値下げ。

Universal to Cut Prices of Its CD’s
…the Universal Music Group, the world’s largest record company, said yesterday that it would cut prices on compact discs by as much as 30 percent in an aggressive attempt to lure consumers back into record stores.

Under the new pricing scheme, Universal would lower its wholesale price on a CD to $9.09 from $12.02. The company said it expected retail stores to lower CD prices to $12.98, from the $16.98 to $18.98 they now charge…

世界最大のレコード会社ユニバーサルミュージックグループが、消費者をレコード店へ呼び戻す為の積極的な試みとしてCDの価格を最大30%値下げすると昨日発表した。

新価格表によると、同社はCDの卸売価格を$12.02から$9.09へ引き下げる。同社はこれにより小売店での販売価格が現在の$16.98~$18.98の価格帯から$12.98にまで下がるだろうと予想している。

量販店で売ってるヒットチャートにのってるようなCDって、$9.99とか$11.99とかすでに実際にあるんだけど、今で言えばもろに赤字ってこと?ふーん、大変だよね…。思うんだけど、アーティストを大事に思うならやっぱりCDは買ったほうがいい。CDは10ドルでも15ドルでも、実際彼らのフトコロに収まるのはきっと数ドルなわけで。数百円っていったら、1時間ハンバーガーひっくり返してもらえる時給と変わらないか、それよりも少ない。その労働とアーティストの成し遂げたを同じ土俵で比べることはできないけど、言いたいことはつまり、彼らの与えてくれるものに対して敬意を払う事は必要だってこと。


まあ私もあまりCDをたくさん買うほうではないんだけど、DVDとかでも同じことは言えると思うし。最近はアメリカでもコンサートチケットの高騰が批判されてたりするけど(でも日本に比べれば安いと思う)、それが実際アーティストにちゃんと届いてるならそこまで文句言うほどのことではない、もちろん数百ドルするチケットを私は多分買わないけど、人気があって買う人がいるならそういう値段をつけるのは自然な事。

ただ、私利のためだけにマージンをとりまくってる大企業がいたり、音楽とは別の思惑で動いてる人たちがいたり、っていう話も聞くから、芸術とビジネスを矛盾なく両立させる事はやっぱり難しいんだろう。

ポール・クルーグマン「影響力の伝達経路」(訳: 嶋田 丈裕氏)
で、なにかと悪名高いクリア・チャンネル社についての言及がありました。