サイトアイコン Naoko Takano

9/11、2周年。

2年前の今日、私は日本にいた。
夜中にパソコンしてたら友達の母親から電話があって、「娘がNYにいるんだけど、なんか飛行機事故があったみたいだからホテルに電話をかけて欲しい」って言われた。そう、彼女はまさにそのときNY~マンハッタンにいたんです。

で、そのときは全然状況も分からず、「まあ飛行機事故って言っても乗ってる便じゃないなら問題ないでしょう」と思いつつ早速電話を切ってホテルへ掛けてみたけど、見事に話し中。全然つながらない。しばらくたって通じたけど、彼女は部屋にいなかったので「なんかお母さん心配してたよ、電話かけてあげたら~」とかなり能天気なメッセージを残して、折り返し友だちの母に連絡する。「また後でかけてみますね」といいつつ、なんだかものすごく心配そうな様子が気になって、そのあとようやくCNN.comを見ると、すでにあの“一機目”の写真がトップに載ってた。


焦って居間に行ってTVをつけると、どこも同じ場面を繰り返し流し続けてた。DCへも攻撃?ハイジャックされた飛行機の数がつかめない?夫はその時仕事で佐賀にいたので、ウチに電話がかかってきた。ふたりでお互いのTVを見ながらただ無言。確か3、40分位して一旦切ったと思うけど、それからもずーーーーっとTVを見続けてて。

あれから2年、わたしは恐れていた方向に向かってる気がするこの国にいる。

あのときの恐怖と、亡くなった人々やその遺族のつらさは、この戦争が消してくれるのか?私にはどうしても理解できない。“ナイーブ”なコメントでしかないけど、今の私が思うのはそういうこと。

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