タグ: WordPress

WordPress のカスタムフィールド・投稿タイプ・タクソノミーを使い分けよう!

12月25日まで毎日ブログをつないでいく WordPress Advent Calendar、7日目担当マクラケン直子 (@naokomc) です。なつき(@Stocker_jp)さんの人気記事「Croppyの作り方」に引き継いでいただきました!ドキドキ。

カスタムフィールドとカスタムタクソノミーについてはなつきさんの記事でも触れられていますが、WordPress で使える便利な拡張機能として、

といったものがあります。どれもこれもカスタムカスタムとうるさいですが、名前を見ただけでは違いがよく分からない…ですよね。これらについて意外と知られていないところもあると思うので、それぞれどういう時に使うのか、どうやって使うのかという全体像を説明してみます。


続きを読む

タグ

WordPress の全体像が分かる動画2本(字幕付き)

最近公開された動画で、WordPress の現在の規模や全体像がよく分かるものが2つ出てきたので字幕をつけてみました。まとめて紹介します。

トニー・シュナイダー @ Web 2.0 Summit

一つ目は、先日行われた Web 2.0 Summit での Automattic CEO トニー・シュナイダーの講演。ブログツール、そして CMS ツールとしても世界トップレベルに成長した WordPress のエコシステムを間近で眺めてきた彼が感じる「4つのオンラインパブリッシングのトレンド」が語られています。

(外部リンク: YouTube の動画リンク(字幕なし)、UniversalSubtitles.org の日本語トランスクリプト付き動画リンク

トニーが挙げている4つのトレンドは、以下のとおり。

  • ブログから「Web サイト」への進化
  • 検索エンジン最適化(SEO)からソーシャルメディア最適化(SMO)への移り変わり
  • モバイルパブリッシング
  • オンライン・アイデンティティのコントロール

それぞれ詳しくは動画を見ていただきたいのですが、このトレンドの見方自体が WordPress というソフトウェアの DNA を表しているなと思います。基本としてあるものは、トニーも言っているように「パブリッシングの民主化」。誰もが発信元としてアクセスできるパブリッシングプラットフォームを確立させるのが WordPress のミッションであり、Automattic もそのゴールを共有しています。

先日 Packt Publishing が主催したオープンソース CMS アワードの「殿堂入り」を果たした WordPress ですが、Twitter、Facebook などの新しいサービスが出てきても、ブログよりもサイトの一部としての投稿機能が大事にされるようになっても、そしてモバイルへユーザーがシフトしていったとしても、WordPress の根っこは変わらず、その変化を取り入れてその時々のベストのプラットフォームを目指していくはずです。

マット・マレンウェッグ と WordPress の歴史・背景

二つ目の動画は各地の WordCamp や Automattic ラウンジなどの画像を含めてまとめられていて飽きずに見られるはずです。WordCamp Kyoto 2009 の場面も少しだけ登場します!


(外部リンク: YouTube の動画リンク(字幕なし)、UniversalSubtitles.org の日本語トランスクリプト付き動画リンク

先日 Facebook 創始者マーク・ザッカーバーグが主役の映画「ソーシャル・ネットワーク」を見た後にも思ったのですが、WordPress の生まれ育った背景やマットの人物像はハリウッドムービーよりも教育番組のドキュメンタリー向けかもしれませんね。実際この動画を作成した KTHE はベイエリアの非営利テレビ局です。

よーく見ると WordPress.com/WordPress.org/Automattic について混乱している説明も一部あるようですが、全体的には WordPress のビジョンやゴールがよく分かる構成になっています。もちろん、どんなに理想的なゴールがあっても使いやすく良いツールやサービスでなければ意味がないですが、こういった背景があるということを知ると単なるツールではないと感じられてまた面白さも増すのではないでしょうか。

タグ, , ,

WordPress 3.0 の新用語

WordPress 3.0 日本語版が、日本時間のおととい夜中にリリースされました。
今回はいつにも増して皆さんの期待がきっととても大きかったのでしょう、「いつ出るのかな?」「早く出て欲しい!」といったようなブログや Twitter でのつぶやきをよく見かけたし、日本語サイトへのメールの問合わせまで来たほどでした。深夜にもかかわらず、公開後の反応もすごかったです(こちらも、Twitter)。

さて、今回は「用語」に焦点を当ててみます。

今回のバージョンで訳語が変わった言葉はいくつかありますが、その中でもコンセプトが大きく変わったのは、「ブログ」「サイト」「ネットワーク」という各インストールを指す言葉、そして「管理者」「特権管理者」という2つのレベルの特別なユーザーを指す言葉です。
これらをできるだけわかりやすく説明したいと思います。

「ブログ」「サイト」「ネットワーク」

シングルインストール版の WordPress はこれまで、ブログ / CMS ツールと公式サイトなどでも常に書いてありましたが、管理パネルでは個々のインストールのことを実際には「ブログ」と言及していました。例えばですが、新規登録の際には「新しい WordPress ブログの設置に成功しました」と書かれたメールが届いていたはずです。一方、WordPress MU では、全体を「サイト」と呼び、個々のディレクトリまたはサブドメインを「ブログ」と呼んでいました。

WordPress 3.0 からは、以下のようになります。

サイト
シングルインストール WordPress のドメイン全体
または、マルチサイト内のディレクトリまたはサブドメインひとつ
ネットワーク
マルチサイト全体

ネットワークとマルチサイトの使い分けはというと、ネットワークの方は実際のインストールを、マルチサイトとはネットワークを作成できる機能の集合を指しているという感じでしょうか。

管理パネルメニュー

管理パネルの特権管理者サイトメニュー

「管理者」「特権管理者」

こちらは MU にはもともとあったコンセプトですが、マルチサイトには「特権管理者」という WordPress ネットワーク全体を管理者するユーザーがいます。このユーザーができるのは、例えば以下のようなことです。

  • ネットワークの設定を変更する
  • ネットワークのコアファイル、プラグイン、テーマをアップグレードする
  • ネットワーク全体にプラグインやテーマをインストールする
  • 全てのサイトやユーザーを編集する(各「サイト」のメンバーとして含まれていなくてもよい)

一方マルチサイト版の管理者は、シングルインストール版と違って上記のようなことはできなくなります。各サイトの管理はほとんど変わりませんが、プラグインやテーマは特権管理者がインストールして許可(ネットワーク全体、またはサイトごとに有効化)したものから選ぶような形になります。

マルチサイトユーザーリスト

マルチサイト版のユーザー一覧

WordPress.com アカウントを持っている人は、そこでサイト所有者としてできるようなことがネットワーク内のサイトの管理者にもできると思ってもらえればわかりやすいかもしれません。WordPress.com はプラグイン周りに制限のある運用になっていたり、有料アップグレードにで一部機能を追加するといったカスタマイズが加わっていますが、基本的にはこの WordPress マルチサイト版と同じコードをベースにしています。


これらの変更に関するコア開発者 Nacin の説明を読めば、このような決断になった流れを知ることができます。ブログ記事のタイトルは「用語の悪夢」ということで、関数名称の決定・変更などなかなか大変だったことが伺えます。

マルチサイト版の仕組みはシングルインストールに慣れていると少し混乱を感じるかもしれませんが、使ってみれば意外とわかりやすいし便利なものです。サブディレクトリモードならネットワークを作成するのはとても簡単なので、ローカルやテストサイトで試してみてください。

タグ,

WordPress 3.0 リリース

WordPress のメジャーアップデート版、WordPress 3.0 「セロニアス」が今日リリースされました。

概要の説明はリリース告知ブログで、詳細な変更点の一覧は Codex で読むことができます。

今回の大きな変更は WordPress MU との統合、新デフォルトテーマ、投稿タイプ&カスタム分類用の新 API、などです。MU の機能は今後、「マルチサイト機能」と言い換えれられ、これを有効化したサイト群は「ネットワーク」と呼ばれるようになります。新デフォルトテーマ「Twenty Ten」についてはWordPress.com 日本語ブログで詳しい説明を訳していますので、こちらを読むと隅から隅まで分かるはず。投稿タイプカスタム分類の Codex ページはまだ翻訳中ですが、早くも詳しいブログ記事があちこちで公開されています(ちなみに最終的に Custom Taxonomies は「カスタム分類」という正式訳になります)。

このように、一つ一つの新機能だけでもかなり盛りだくさん。その上細かい改善もたくさん詰め込まれているので、誰にでも「これはうれしい!」という更新がきっとあるはずです。

日本語版はまだですが、しっかりテストと最終チェックをした上で公開の予定です。

最後に、WordCamp Yokohama のスライドを貼っておきます。一部機能のスクリーンショットのみですが、20枚目以降で 3.0 の機能をいくつか紹介しています。

タグ,