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WordPress ブログの Google Reader キャッシュを削除する

Google リーダーロゴ「Google リーダーのフィードキャッシュがとても削除しにくい」というのは聞いていたのですが、今回これを自分も経験してしまいました。そこで、インストール型 WordPress ブログでのキャッシュ削除方法を書いてみます。

データベースのバックアップをとってから作業してください。参考: Codex 日本語版「データベースのバックアップ」

症状

「一度フィード内に含まれ公開された投稿が Google リーダーのフィードとしてキャッシュされると、投稿をブログから削除しても Google リーダー側から削除されない」

やっても効き目がないこと

  • 投稿を削除する → 現行のフィードからは消えても、Google リーダーキャッシュにはそのまま残る
  • ブログの自動検出フィード URL を変更する → Google リーダー側ではサイトの URL をもとに古いキャッシュがやはり表示されてしまう
  • Google リーダーで購読を中止し、再購読する → 同上

すべきこと

消したい投稿を実際に上書きする
一番簡単なのがこの方法です。これはインストール型 WordPress ブログに限らずどんなブログでも使える方法ですが、削除する代わりに投稿を完全に上書きしてしまうことでフィードが更新されます。
Google リーダーが同一の投稿とみなす投稿で上書きする
上の方法と似ていますが、例えば「すでに投稿を削除してしまった」「他のドメインのフィードが混じってしまった」などといった場合には実際に上書きすることができないため、少し面倒な作業が必要です。
  1. リーダーから消したい投稿の GUID を発見します。まず、以下の http://example.com/feed という太字の部分を自分のフィード URL に変更してブラウザで開きます。

    http://www.google.com/reader/atom/feed/http://example.com/feed?r=n&n=100

  2. このファイルで、消したい投稿の項目内の以下のような表記を探します。
    <id gr:original-id="http://example.com/2010/12/01/100">

    上記の場合 GUID は http://example.com/2010/12/01/100 になります(パーマリンクの設定によっては別形式の場合もあり)。

  3. 次に、新規投稿を作成して下書きとして保存します。この際、投稿編集画面の URL にある投稿 ID が次のステップで必要になります。

    投稿編集画面の URL

  4. データベースの wp_post テーブルで先ほど作成した下書きの guid を書き換えます。
    guid にはステップ1で得た値を、ID にはステップ2で得た値を使います。

    UPDATE  `wp_database`.`wp_posts`
    SET  `guid` =  'http://example.com/2010/11/24/100'
    WHERE  `wp_posts`.`ID` =122;
  5. こうすることで、新規記事が削除したい記事を上書きしてくれるはずです。

    Google リーダーキャッシュから削除したい記事が複数ある場合、空の記事を作って公開した記事の GUID を何度も書き換える事も可能です。その場合、Google XML Sitemaps プラグインを有効化しておき、上記のステップ4を行った後フィードを再構築します(投稿の日付を書き換えて更新するだけでも OK)。Feedburner を使っている場合は手動で Ping を送れます

    皆さんにはそんな必要がないといいですが、万が一キャッシュを削除しなくてはいけなくなった時は試してみてください。

    関連リンク

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WordPress の全体像が分かる動画2本(字幕付き)

最近公開された動画で、WordPress の現在の規模や全体像がよく分かるものが2つ出てきたので字幕をつけてみました。まとめて紹介します。

トニー・シュナイダー @ Web 2.0 Summit

一つ目は、先日行われた Web 2.0 Summit での Automattic CEO トニー・シュナイダーの講演。ブログツール、そして CMS ツールとしても世界トップレベルに成長した WordPress のエコシステムを間近で眺めてきた彼が感じる「4つのオンラインパブリッシングのトレンド」が語られています。

(外部リンク: YouTube の動画リンク(字幕なし)、UniversalSubtitles.org の日本語トランスクリプト付き動画リンク

トニーが挙げている4つのトレンドは、以下のとおり。

  • ブログから「Web サイト」への進化
  • 検索エンジン最適化(SEO)からソーシャルメディア最適化(SMO)への移り変わり
  • モバイルパブリッシング
  • オンライン・アイデンティティのコントロール

それぞれ詳しくは動画を見ていただきたいのですが、このトレンドの見方自体が WordPress というソフトウェアの DNA を表しているなと思います。基本としてあるものは、トニーも言っているように「パブリッシングの民主化」。誰もが発信元としてアクセスできるパブリッシングプラットフォームを確立させるのが WordPress のミッションであり、Automattic もそのゴールを共有しています。

先日 Packt Publishing が主催したオープンソース CMS アワードの「殿堂入り」を果たした WordPress ですが、Twitter、Facebook などの新しいサービスが出てきても、ブログよりもサイトの一部としての投稿機能が大事にされるようになっても、そしてモバイルへユーザーがシフトしていったとしても、WordPress の根っこは変わらず、その変化を取り入れてその時々のベストのプラットフォームを目指していくはずです。

マット・マレンウェッグ と WordPress の歴史・背景

二つ目の動画は各地の WordCamp や Automattic ラウンジなどの画像を含めてまとめられていて飽きずに見られるはずです。WordCamp Kyoto 2009 の場面も少しだけ登場します!


(外部リンク: YouTube の動画リンク(字幕なし)、UniversalSubtitles.org の日本語トランスクリプト付き動画リンク

先日 Facebook 創始者マーク・ザッカーバーグが主役の映画「ソーシャル・ネットワーク」を見た後にも思ったのですが、WordPress の生まれ育った背景やマットの人物像はハリウッドムービーよりも教育番組のドキュメンタリー向けかもしれませんね。実際この動画を作成した KTHE はベイエリアの非営利テレビ局です。

よーく見ると WordPress.com/WordPress.org/Automattic について混乱している説明も一部あるようですが、全体的には WordPress のビジョンやゴールがよく分かる構成になっています。もちろん、どんなに理想的なゴールがあっても使いやすく良いツールやサービスでなければ意味がないですが、こういった背景があるということを知ると単なるツールではないと感じられてまた面白さも増すのではないでしょうか。

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Gravatar ホバーカードを WordPress に追加する一行コード

WordPress.com でデフォルト機能となっている Gravatar ホバーカード。これをインストール型 WordPress に追加するには、現在使っているテーマの functions.php に以下の一行を追加してみましょう。

wp_enqueue_script( 'gprofiles', 'http://s.gravatar.com/js/gprofiles.js', array( 'jquery' ), 'e', true );

あら不思議、こんなことになります(画像上でマウスオーバーしてみてください)。


このスクリプトは Gravatar 画像に対してすべて有効になるので、上のようにサイト内に画像を埋め込んだ場合はもちろん、コメント投稿者のアバターに自動的にすべてポップアップをつけることができます。

以下はコメント欄の例。

Gravatar ホバーカード

名前のリンクをクリックすると、Gravatar.com 内のプロフィールページに移動します。Gravatar を登録している方は、プロフィールページの更新をお忘れなく。

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WordPress 3.0 の新用語

WordPress 3.0 日本語版が、日本時間のおととい夜中にリリースされました。
今回はいつにも増して皆さんの期待がきっととても大きかったのでしょう、「いつ出るのかな?」「早く出て欲しい!」といったようなブログや Twitter でのつぶやきをよく見かけたし、日本語サイトへのメールの問合わせまで来たほどでした。深夜にもかかわらず、公開後の反応もすごかったです(こちらも、Twitter)。

さて、今回は「用語」に焦点を当ててみます。

今回のバージョンで訳語が変わった言葉はいくつかありますが、その中でもコンセプトが大きく変わったのは、「ブログ」「サイト」「ネットワーク」という各インストールを指す言葉、そして「管理者」「特権管理者」という2つのレベルの特別なユーザーを指す言葉です。
これらをできるだけわかりやすく説明したいと思います。

「ブログ」「サイト」「ネットワーク」

シングルインストール版の WordPress はこれまで、ブログ / CMS ツールと公式サイトなどでも常に書いてありましたが、管理パネルでは個々のインストールのことを実際には「ブログ」と言及していました。例えばですが、新規登録の際には「新しい WordPress ブログの設置に成功しました」と書かれたメールが届いていたはずです。一方、WordPress MU では、全体を「サイト」と呼び、個々のディレクトリまたはサブドメインを「ブログ」と呼んでいました。

WordPress 3.0 からは、以下のようになります。

サイト
シングルインストール WordPress のドメイン全体
または、マルチサイト内のディレクトリまたはサブドメインひとつ
ネットワーク
マルチサイト全体

ネットワークとマルチサイトの使い分けはというと、ネットワークの方は実際のインストールを、マルチサイトとはネットワークを作成できる機能の集合を指しているという感じでしょうか。

管理パネルメニュー

管理パネルの特権管理者サイトメニュー

「管理者」「特権管理者」

こちらは MU にはもともとあったコンセプトですが、マルチサイトには「特権管理者」という WordPress ネットワーク全体を管理者するユーザーがいます。このユーザーができるのは、例えば以下のようなことです。

  • ネットワークの設定を変更する
  • ネットワークのコアファイル、プラグイン、テーマをアップグレードする
  • ネットワーク全体にプラグインやテーマをインストールする
  • 全てのサイトやユーザーを編集する(各「サイト」のメンバーとして含まれていなくてもよい)

一方マルチサイト版の管理者は、シングルインストール版と違って上記のようなことはできなくなります。各サイトの管理はほとんど変わりませんが、プラグインやテーマは特権管理者がインストールして許可(ネットワーク全体、またはサイトごとに有効化)したものから選ぶような形になります。

マルチサイトユーザーリスト

マルチサイト版のユーザー一覧

WordPress.com アカウントを持っている人は、そこでサイト所有者としてできるようなことがネットワーク内のサイトの管理者にもできると思ってもらえればわかりやすいかもしれません。WordPress.com はプラグイン周りに制限のある運用になっていたり、有料アップグレードにで一部機能を追加するといったカスタマイズが加わっていますが、基本的にはこの WordPress マルチサイト版と同じコードをベースにしています。


これらの変更に関するコア開発者 Nacin の説明を読めば、このような決断になった流れを知ることができます。ブログ記事のタイトルは「用語の悪夢」ということで、関数名称の決定・変更などなかなか大変だったことが伺えます。

マルチサイト版の仕組みはシングルインストールに慣れていると少し混乱を感じるかもしれませんが、使ってみれば意外とわかりやすいし便利なものです。サブディレクトリモードならネットワークを作成するのはとても簡単なので、ローカルやテストサイトで試してみてください。

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