カテゴリー: 日記

ふたつの旅行体験

先週末、ミシガン州の北西にある町、Traverse Cityに2泊で旅行に行ってきました。
恒例のワイナリーめぐりやダウンタウンをぶらぶらしたり、大雪の中をドライブしたり(これは必要にかられてですが…)。
自然がいっぱいあってのんびりした町で、景色もきれいだしとてもいいところです。

Calf

とっても楽しんで帰ってきたのですが、あることをきっかけにふと考えることもありました。
ちょうど帰ってきた日の夜、2週間ほどフィリピンへ医療ボランティア兼旅行で行っていた看護士の友達と会ったのです。彼女の話を聞いていると、「あれ?なんか、違うのかな?」と思ったりもして……。違う、というのは、Travese Cityの良さを否定するとか、ボランティアに一生を捧げることだけが正しいとか、私のしていることに全く意味がない、ということではなくて。ただ自分が経験して「楽しい」とか「いい」とか思っていることのほかにも、たくさんたくさん広い世界があるんだなと気づかされた、ということでしょうか。

1年のうち数週間や数日間、数時間の時間や自分の稼げるお金の数%を「世の中のため」に費やすことが、大きな意味があるのか?と言われれば…自分の中では、あるかもしれない、としかえいない。もちろん広い目で見れば、あまりないのかもしれない。

だけどそれをすることで自分が納得できるならそうするべきだし。友人が関わった一人一人の患者さんたちは、意味がないなんて絶対に思わないでしょう。今回帰って来て、彼女は本当に行って良かったと思っているのが手に取るように分かりました。

多分このことだけで、自分の何かが劇的に変わることはないのかもしれないけど。こんな、感じたことの積み重ねで、これからの選択や進む方向が微妙に影響されていく…ということは、きっとあるような気がします(というか、それはあたりまえにいつも起こっていること、ともきっと言えますね)。

Sake Tasting Party

Sake tasting party土曜日に知人K氏の家で Sake Tasting Party、=きき酒会?をやりました。
昔何度か書いたことがありますが、K氏はかなりワイン好きで、これまでにも彼のうちで何度かワインティスティングパーティに行ったことがありました。その彼から「いろんな種類の日本のお酒を飲んでみたい!」というリクエストをもらい、一緒に計画して酒パーティを開くことにしたのです。

オンラインで注文することも考えたのですが、結局今回はNovi という町にある日本食スーパー「One World Market」 にK氏をつれて買出しに行き、お酒やおつまみを買ってきました。そのほかにもうちにあったお酒や焼酎、徳利・お猪口などを持ち込み、「日本ででもこんなにたくさんの種類のお酒をそろえたことない!」というくらいのパーティになりました。にごり酒、辛口、カリフォルニア産の「松竹梅」、大吟醸、などなど…あわせて8種類くらいあったと思います。

日本酒について説明して欲しい、と言われたのですが、実はほとんど日本酒については知らず…。ワイナリー、Brewery、バーボン醸造所といろいろ最近行っていますが、日本ではお酒や焼酎を造るところを見たことって、ないんですよねー(今年帰省するときにはぜひ行ってみたいと思います)。そこでこれを機会に、お酒の等級や造りかた、たしなみかたについて色々調べてみました。
勉強になったのは「eSake」。サイトマップを見ると分かりますが、お酒の基本知識がしっかり得られるサイトです。それから、こちらは日本のサイトで「蔵元若葉印」さんの「利き酒の手順」などがためになりました。

さて来てくれたゲストの反応はというと…。仕事で日本に行ったことがあるという人が1人いて、彼は「日本では仕事の後よく飲みに行って楽しかった!」と思い出しながら楽しんでくれていたみたいです。そういう話をしていて思ったのですが、確かに日本のほうが日常的に(平日に)飲む機会って多そうですね。アメリカに比べると毎晩晩酌する人の率も高そうな気がします。
女性は魚モノのおつまみ系はちょっと苦手だったようです。今度やるときはストレートのお酒だけじゃなくて mixed drinkも用意していた方がいいかも?と思いました。私自身も日本酒って慣れるまでは「変わった味だな~」と思っていたし。

父のお気に入りの芋焼酎も持って行ったのですが、「芋のお酒!」と、珍しさのインパクトは強かったみたいです。
多分いちばん楽しんでいたのはK氏で、するめやさきいかもパクパク食べ、全種類のお酒を試していました。

早速3月にも別の人たちを呼んで第2弾をやる予定です。アメリカで、オンラインで買えるおいしいお酒をご存知の方がいたらぜひ教えてください!

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Winter Blast

土曜日の夜、ダウンタウンの「Winter Blast」に行ってきました。今年はデトロイトがSuper Bowlのホストということで、例年よりも盛大に開かれ、ものすごい人手でした。シャトルバス待ちの行列が半端じゃなく寒かったです……(ペンギンになった気分でした)。

Downtown Detroit

それにしてもここ数年のダウンタウン、特にWoodward Avenue沿いの変わりようはすごいです。もちろん今年のSuper Bowlのために…という理由付けはあるにしろ、数年前に初めて見たときは店じまいした空っぽのビルだらけだったのが、新しいお店やレストランがオープンしたり、おしゃれなロフトに生まれ変わったり…。もちろんまだまだ他の大都市に比べるとかなり空っぽだとは思いますが、少しずつでも良い兆しが見えてきている気がしています。

デトロイトの問題は、ダウンタウンだけではなくて広範囲にわたるのが厳しいところ…。そして、住むにも働くにも税金がとても高いんです :( デトロイト市内で働いている人は、連邦税・州税に加えてCity Tax(市税)も払うことになります。郊外に比べて不動産税も割高なのに、あまり恩恵がない(公共サービスや施設がよくない…)という話もよく聞きます。根本的に財政が厳しい町なので仕方ないとはいえ、安全面に加えてそのあたりももう少し改善されれば人の流れも変わるのかな…と思うところです。

やっぱりダウンタウンはだだっ広い郊外の町よりも魅力ある建築物も多いし、それぞれのお店にも個性があるし…。このSuper Bowlの盛り上がりを機に、復興に弾みがつくことを願っています。

ケンタッキー旅行記その3:メーカーズ・マーク蒸留所

その後書くのが遅れてましたがケンタッキー旅行記その1:バーボントレイルケンタッキー旅行記その2:バッファロー・トレース蒸留所の続きです。

Maker's Mark Distilleryさて2軒目に行った蒸留所はLorettoにある「メーカーズ・マーク(Maker’s Mark)」。赤いワックスが流れる特徴的なボトルで有名なバーボンを作っているところです。
ここは、現在でもお酒を造っている蒸留所としては国内唯一の国定歴史文化財に指定されている場所(Burks’ Distilleryとして登録されています)。赤がアクセントになった茶色い建物がかわいらしいんですが、この茶色い外壁には温度調節という役割もあるんだそうです。
ちょうどクリスマス後で建物のすべての窓(ほんとうに、小さい窓まですべて!)にリースがかけられていて、リースの緑の色合いも茶&赤にぴったりでした。

こちらのツアーは25人くらいいたでしょうか?Louivilleから日帰りで来られる距離にあるせいか、ケンタッキー州の人が多かったみたいです。ここではバーボン作りのプロセスで使う施設を順を追って見ることができました。Maker’s Markのバーボンはこのように造られています。

  1. 穀物を選別し、それをミルで挽きます。
  2. 挽いた穀物を特大鍋で調理。圧力鍋は使わないそうです。
  3. それにイースト菌を入れたサワーマッシュ(Sour Mash)を発酵させます。このあたりはサワードウブレッドを作る手順に似ているそうです。Maker’s Markのイースト菌の種は、禁酒法以前から使われているものだとか。
  4. 数日間発酵させたものを蒸留します。
  5. 蒸留したお酒を樽に入れて倉庫へ並べ、熟成させます。
  6. 熟成後のお酒を瓶詰めし、ふたの上から赤いワックスをかけて、完成!

It's okay to touch it & taste it3段階目のサワーマッシュを見学中、直接手を入れて味見していいよ!と言われてびっくり。巨大な杉材のお風呂みたいな入れ物に入っていて、高さは建物2階分。1~3日経過したものがそれぞれあったんですが、どれも見た目・味が違っていてイーストがぶくぶくと活動している様子がよく分かります。このサワーマッシュ、まずいビールみたいなすっぱくて変な味がするんですが(笑)、これがおいしいバーボンになるんだ~と思うと、ますます蒸留所の技術の価値が実感できるというものです。
Maker’s Mark は昔ながらのやり方を大事にしているのが売りなようで、ところどころに「効率がいい大量生産よりも、品質維持のほうが大事」という考えが見られました。

こちらではお酒の試飲はありませんでしたが、最後にコーヒー&バーボンチョコレートを勧めてくれます。これもおいしかったです :D
そのあと、ギフトショップで瓶にワックスをつける工程を実際に体験できる…ということでボトルを買って私もやってみました。まず、化学実験用みたいなゴーグル(めがね?)とエプロン、大きなゴム手袋を装着します。ラベルに日付と名前を書いた瓶のあたまをワックスに入れ、横に倒してくるっと1回転。そのあとごつん!と勢いよく台の上に瓶を置きます。本当にあっという間!実際これをやる人たちはもっと相当すばやくできるそうですが…。

ということで蒸留所ツアーの話はこれでおしまいです。ホリデーシーズン&週末ということで閉まっている所が多くて、結局ツアーは2つしか行けなかったのですが、それぞれ特徴があっておもしろかったです。ケンタッキー州もなかなかいいところだなーと思ったのでまた機会があれば他の蒸留所にもぜひ行ってみたいと思ってます。