今日は夫&2階に住むLと3人で、“American Splendor(アメリカン・スプレンダー)”って映画を見に行った。今年のサンダンス国際映画祭でgrand jury prizeを取ったらしい。あまり事前情報がなく行って、見終わった後で事実に基づいた話という事に気づいたんだけど。まあそんな事は知ってても知らなくても映画自体の面白さとかには関係ない。
アメリカン・スプレンダーとは、映画の主人公Harvey Pekar(ハーベイ・ピカー)自身をモデルにしたコミックブックのタイトルでもある。映画もコミックも、このレコード収集が趣味で書類整理係の男についての、平凡なようで突拍子もないストーリーなんだけど、ホントの話だったなんて驚き。そこここで不思議なエピソードもあるけど、どっちかというと淡々と話は進む。何よりも面白くて「この映画見てよかった」って思ったのは、その淡々としてリアルな部分。それこそがコミックの醍醐味でもあるみたいだから、映画としてもうまくできてるなーとますます思った。
ハリウッドムービーみたいに、美男美女ばかり出てくるわけでもないし、かっこいい服やきれいな家を見せられるわけでもない。でもまるで、他の人のBlogを見る楽しさにも似たようなものを感じた。別に、無理やりこじつけるつもりじゃなくって。なんだろうね、やっぱり他の人の生活を覗く楽しみみたいなのがあるのかな?何のオチもない話でもリアルであればあるほど読んでておもしろかったりして。
だって人生、悩む事も落ち込む事もいっぱいあるし、心温まるストーリーばっかり起こるわけでもない。身の回りの自分が自分であることを証明するものにすがっていかないと生きていけない、弱くて正直なところがほんとにリアルだと思った。
Harvey氏もブログやってる。こっちの方が関連情報とかはオフィシャルサイトよりも多い。日本語での情報は、GAGAのページやプラネット・コミックスサイトに。

